お蚕さんのこと

私が生まれたころの。

…養蚕って、どんな感じだったんだろう?

…という、漠然とした疑問を持っていたところへ、

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…タイムリーな雑誌、まとめて10冊がオークションに出品されていました~~sweat01

 常日頃から、この『蚕糸の光』は読んでみたい!!と思っていたのです。

オークションにも常に出品されていて、今現在の『北』を彷彿させる表紙の絵も魅惑的なんです。

 で、この1970~71年版は 既にカラー写真の表紙で、この着物を「特別実費価格」で領布しております(お召でも黄八でも、浜ちりめんでも 半襟はすべて白いのね。)。

 因み にこの号の(右)縫いとりお召は ¥17,000也。

            (左)りんず絣は ¥15,500也・とあります~~。

 で、封書が¥40で送れる と あります。パーマは¥650だそうです。

 

 上から二番目の5月号の表紙は『五泉の駒絽』で、¥20,000也~。

 万博の記事が トップを占めています。

 浩宮様が 社会科見学で 生糸をご覧になっている写真とか。

コラムには、『スポーツ番組 花盛り』として、星飛雄馬が熱い涙を流している写真が光ってます。

 肝心の養蚕については、桑の肥料の話とお蚕さんの消毒の話が大きい…哉?

 『養蚕婦人学級』とか、『着物・美しい着つけ』とか…やはり、女性が担う部分が大きかったのがわかる記事の取り具合です。

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 『うわあ!』と、声を出してしまったのが、グラビア『皇后さまの養蚕』!!

 採れた糸で 組みひもをなさっていたんですね。

 団地妻の幼女殺し…というのが そのころ すでに起こっていたのも衝撃的です。

 とにかく・楽しみ!じっくり読みた~~い!!

 上蔟ネットの使い方なども出ていて、ほんとにありがたいです!営繭直前の尿の始末とか!すっごく困ったんですよね、大量で!!カビの元だし!!

 養蚕の概要は聞くことができるけど、実際「あれ?」ってぶつかる細かい壁は、経験者でも すでに記憶の彼方だったりするので、こういう資料って・助かります。

 いずれ『バイブル』と呼べる本に出会うまで、もっと話がわかるようになってなきゃ!!

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「まゆだま女房」・ナイス!!

  

 

 

 

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毛羽取り。

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 …とっつきの悪さには 定評のある私!!

 お蚕さんをマブシに入れ続ける・不毛なまでの繰り作業の合間に、横目でチラチラeyesweat02とクワコさんの繭を…。

 当然のことながら、繭の中身は蛹です。

モンシロチョウの蛹を思い出していただくとわかりやすいと思いますが、さなぎは時々 「ああ。狭いわ~~。』と(言ってるかどうかはわからんが)、体をゆすります…。

 ですから、クワ子さんの籠から『じりじり…』とか『がっさ!!』とか、そんな音がするたび、

い・イカン!!まだよ!まだ孵ってはいけませんよ!!

…と、ドキドキimpactしてたんですぅ。

 

 少し剥いては またお蚕さんを下ろしてマブシに戻し、もひとつ剥いては母のため…じゃないけど、遅々として進まず!! 嗚呼・蚕より遅い私の歩みよ!!

 

 ですが、さすがに桑を食むお蚕さんもひとケタに届こうかという状態になりまして、ようやく集中して『毛羽取り婆さん』モードに…dash

 

 真っ黄色の細い繭です。(今、変換で「眉」になった。黄色いまゆ毛…catfaceシュール。)

 時々、ものすごい ずんぐりとおいしそうな繭があります。こういうのを選びだして掛けあわせていったんだろうなぁ。 

 

 ヤママユとクワコさんをかけたら いったい なに色が強く出るんだろう?

 

 八尾町に 「がうんの会」って 天蚕のチームがあるそうですが、クヌギの木のお手入れって大変でしょうねぇ。クマが来そうだし…crying

 

 そんなこんなで、クワ子さんの毛羽取リは終了ヽ(*≧ε≦*)φ

 納屋の冷凍庫に移動しました…sleepy

  

 毛羽を何に使うのか・と、さなぎをどうするか・を思案中。

 

 昔は蛹を佃煮にするか、若しくは馬の餌にする(毛並みが良くなりそうshine)か、だったと聞きます。

 

 ヤギは…蛹を食するだろうか…。

 烏骨鶏は…間違いなく取りあいで食するであろう。

 

 たまたま内職がお休みになったので、時間に余裕がありまして、固まったお蚕さんの繭を少しずつ採り入れることにしました。

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いいものと、汚れや歪みのあるものと、薄くてアヤシイものとに分けてます。

 新聞記事は 鳥頭の首相の辞任について・ですねぇ(涙

 

 う~~ん。楽しいheart01

バリバリと毛羽をはがしております。

 

 昔の写真で、農家の戸をすべて開け放して、家じゅうに 山と積まれた雪のような繭の中におばあちゃんと孫が座ってる…というのがありますが…。あの家には はたして『毛羽取り機』があったでしょうか。

 否。きっと すべてが夜なべ手仕事だったと思います!!

 

 農協さんが来る前に、ぼてふりが来る前に、しっかり繭を整えておかないと!!って。

 

 毛羽の山は どんな高さになったやら…fuji

 だって!だって、蚕種って、ひと箱二万粒・ですってよsign02

 病気で落ちるものもあろうけれど、それにしたって 双箱三箱って育てるわけですから…。

 

『桑が足らんで足らんで、谷越えて刈り取りに行ったもんじゃ。繭様は 桑しか食べんでのぅ…。』

 …と、今は足が不自由になった、近所のおばあちゃんが話してくれたけど、私、高々1、500頭(ええ。マブシで数を読んだらそのくらいになりました)で あれだけ食べたし、いざ熟蚕!!ってなったら、一気に いろんな汚れや何かが気になる事態に陥って、たまった疲れと ゴール間近の安ど感も手伝って・なんだかぐったりしたんですよぅ…(;ω;)

 

 桑の木が歩いとるように見えるほどに こんもりと背中にしょって、遠くの山まで刈り取りに出る。桑は重いし、雨にぬれた桑は もっともっと重かった。

 

 昼夜を問わず 桑を与えねばならんから、乾いてし折れんように 水をかけて、むしろをかぶせて蔵の隅に立てておいたがよ。

 

 家じゅうに蚕棚が広がるころになると、ワシ等子供が寝がえり打って お蚕さんをつぶさんように・と、納屋で寝させられたけど、いったい親様は どこでどうして寝とられたやろう。ひょっとしたら、壁に寄っかかって うとうとした程度じゃったかもしれん。

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 養蚕でこの国が栄えた・という話は、歴史の授業でもあったはずだけど、それこそ「女工哀史」に少し触れた程度で、あまり深く学んだ記憶はない…です。暗い部分だけを聞いた気がする。

 

 この国から海を越えて出ていった絹糸は、外国でどんなものに姿を変えていたんだろう。

 

 お米と生糸とで 日本人は生きていたのだろうに、それをあっさりと『国策』という形で捨ててしまう…というのは 一体どういうことなんだろう。

 

 「村史(昭和59年編纂)」によると、58年現在、この村では 残り4件で養蚕を続けていたらしいです。 

 私にマブシを恵んでくれた方も その一人。

 去年、私に養蚕の講義をしてくださった方も。

 

 こうして少しまとまった数の繭を手にしてみると、つくづく 回転マブシや毛羽取り機って画期的な発明品だと思います。

 

 本当にありがたいと・当時の人たちは感謝して使ったと思うんです。

 

 共同作業場で一括して購入したなら、ひどい借金をおわずに済んだろうし…。

 

 どんどん話がそれていきますが、私に見えるのは農業に関してですけど、ほんとに投資してばかりで・ちっとも儲けになんてなりませんねえ。はっきりいうとマイナスなんです。

 4~5百万の農機を買って、ローンに追われて、でも、使う時期って数日間。人手がないから 機械に頼らざるを得ないのに、肝心の米価は激安だから ちっとも手元に残らない。

 おベンツ並みのトラクターやコンバイン。普段乗るのは 年代物の軽トラックsweat01

 義理人情が大切だから、農協でハイオク並みの値段のレギュラーを給油してねcoldsweats01

 

 最後のお蚕さんの営繭を見届けたときの気持ちって、一体どんなものだったんだろう。

 「来年は、楽に田畑ができるわい。」と思っただろうけど、「こんなにそろえた道具も もう要らんもんじゃ。」とも思ったろうし。

 生活がかかってるから なまっちょろい抒情なんてに浸っていられないから、繭をとっておくはずはないけど、翌年 四月朔日のワタヌキは、少しさびしかったかもしれない。

 

 お蚕の正月も、掃き立てのころも、きっと けちょ~ん・とした気持ちになったろうと思う…。

 

 「お蚕さんのとりいれがすんだら、繭型の団子 こしゃえて(拵えて)、お祭りしたもんじゃ。ほいで、尻べた擦れる坂越えて、八尾まで 繭背負って 納めに行くがよ。

 …そんとき、現金になるけに、駄賃じゃゆうて、親父が 必ず ブリキ缶に入った飴買うてくれたがいよ。

 買うたときから、サビが出た様な缶に入った飴やった。麦芽飴だろうと思う。

 それが 毎年嬉して嬉して、必死で背負うて歩いたちゃ。」

  。。。とは、当年69歳の義父の 子供の時の思い出話です。

 

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すずし

…のうちわを作ってみました。

…って、作ってくれたのはお蚕さんだけどsweat01

糸を吐き始めたお蚕さんを 宙づりにした団扇の骨に乗せます。

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てっぺんまで登ったら、内輪の向きを変えて、できるだけむらなく糸を張ってもらいますです。

 骨が竹などのものがあればよかったのですが、竹のものは縁がなくて断念crying

 プラじゃ味気ないなぁ…。でも 仕方ないかsweat01

 せめてもの装飾にと、千代紙シールを落ち葉型に切って散らしてみる私…。

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翌日の状態。

欲張ってたっくさんのお蚕さんをくっつけていたはずが、落っこちたり、ロープを伝ってどこかに消えたりして、参加頭数は不明dash

 黄色い糸が交じっているのは、地色に(嘘)クワコさんの糸も掛けておいたからです。

 なんだかムラで、みすぼらしげで後悔しましたが。

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随分 かかってきたかな。

お蚕さんの体もずいぶん縮んで、色濃くなってきました。後ろ足の吸盤もつきが悪くなってきて、さなぎの気配が漂ってます。

団扇の表面は軽くて つややか。

どんな風を送ってくれるかな~~・といいつつ、ここで就寝sleepy

朝起きたら さらに参加者が減ってるかも。

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 窓から差す光を背に受けて、何とも神秘的な 営繭中のお蚕さん。

(これ、いったいどうやって撮ったんだろう。)って、見るたび不思議なのが 胎内の赤ちゃんの写真なんだけど、この姿はそれに似てる。

 なぜだか知らんが・何処となく、見てはならない、でも美しいから見たい…そういう危なさがあります。

 自分のルーツを垣間見るような感じ(…考えすぎ?)。

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 そうこう言ってるうちに、完成~~~shine

 ちゃんと撮れてない~~sweat01

 現物はもっといい感じです!!もっと厚く張れてます。

 それでもって、薄紙張りのうちわのような、柔らかい風ですよ。

 

 中国の絹扇のような張り詰めた感じじゃなくって、ふわんmoon3とした空気哉。織ったものじゃないから当たり前かsweat01

 

 今度作るときには、自然素材の骨が欲しい!!

 …って、今度ってことは、また一からお蚕さんを育てなければならん・ということじゃな。

 

 とりあえず、固まった繭から 順次取り入れて、毛羽を取ります。

そして冷凍庫へ…サヨーナラー(_´Д`)ノ~~

 

 糸も引きたいけど、その前に、化粧水を作ってみようっと!美白効果あるかなぁshadow

 

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熟蚕。

…ろくに記事も書かず、いきなりの営繭突入!!

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…約半日分の桑です。

出来るだけきれいな葉だけを選んで摘み取り、45Lのポリ袋に詰めます。

冷蔵庫に入れるほどの時間はありません。

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どう頑張ってもマブシを全部作ることができず、情けなかったのです。

 藁にもすがる思いになり、蚕の宮さんに心の中で祈願しました。

『どうかマブシを恵んでください。どうあっても、大切にしますから。』。

 その晩方、村でも最も遅くまで養さんを続けていた方から、マブシが届けられました。

木枠は大きいので 燃やしたそうですが、芽だしにと、この厚紙は捨てずに、大量に保管していらしたそうです。

 救われた思いでした。

 

 すべて繭を結んだら、蚕の宮にお礼に行きます。

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木枠がないので、どうしてもひしゃげてしまいます。

 なので、しゃーま(火棚)から吊るしています。

 首をあげて、熟蚕を知らせてくれたお蚕さんから、このマブシに入れて行きます。

 本当に 間一髪でした。

 ありがたくて 涙が出ました。

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頭を振るモノを見つけては マブシに入れていく私…。これが平成の風景なのか(笑。

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途中で命をおとしたものは 約5頭でした。

一頭の頭に腐れを発見し、隔離しましたら、うまく乾燥して、今は しっかり繭を作っていますweep

 この数だと、毛羽だけでも結構な量になるなぁ…。

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 5令の、もっとも食欲旺盛な時期には、もうやめよう・夏ゴを飼うなんて、絶対にやめよう。来年も、お蚕さんを飼うのは止めよう…と、情けないことを思いつめていました。

 今の半日分が 一度になくなる勢いでした。

 桑を刈り取りに行くのが怖い日もありますしねぇ。クマが出たと聞いた日とか。

 

 桑は面白い植物のようで、葉の質感も独特です。薄い割には、水持ちが良くて 雨にぬれるとなかなか切れない。濡れた葉を食べると お蚕さんが病気になりかねない…。

 ある日突然、甘さを感じるほどべたついたり、かと思うと とげとげしくざらついたり。ありが多いのも、アメシロがたかるのも・悩みの種でした。カメ虫が 好んで産卵するようです。

 

 昔の人は、どんなにしんどかったろう・と思う反面、この蟲が持つ不思議な愛らしさに、きっと、なごむ一時があって、採算を度外視しても慈しむことができたのだと、心から思います。

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…ある日、姉さんかぶりを外したら、桑に居たと思しきクワ子さんがくっついていました。

『ごめんなさいね。これ以上 口を増やす気はないから、帰って頂戴。』…と、薄情にも、桑の木にお返ししました(^_^;)

 クワ子さんは、自分で餌をとる。少々の雨にぬれても生きられる。短い時間で営繭し、蛾になったら、空も飛べるのです。

 

 もう少しで、春の雨のような音が聴けなくなる。

お蚕さんは 口を繭の中に納めてしまう。

 しんどかったはずなのに、やっぱり えも言われぬ寂しさに包まれる。

 

 私の手元には、さまざまな着物や帯が降りてくる。何の労もなしに。

 その分、私は しんどい思いをして お蚕さんを育てなさい、と言われているような気がする。

 一日も早く 若宮さんに お礼まいりに行きたい。

 

 …帰り道には、あの文房具屋さんによって、子育て幽霊飴を買ってこよっとheart02

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虫関係が苦手な方は

即、踵を返して下さいましね。

イヤぁ、大きくなりました!!(家事に荒れた私の指も・太くて大きい感じだけどcrying

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これよりもっと大きなお蚕さんもおりますが、平均的な方をお見せしております(笑

(孵化直後は1ミリ強でしたか…。)

 

 孵り始めたのが 4月末日。

天候不順(今日なんて薪ストーブ焚いてまっせ!)のため、桑の生育が遅れ えさ集めに骨を折りましたが、

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今では ずいぶん伸びて、精神的には楽になりました。

(…その分食べる量が増えて 追いかけられてくるんだけど…sweat02

 画像は、一日の餌の三分の二…くらいの量でしょうか。

 

 柔らかで、香りが強いです。

これをプチプチ摘み取って、ポリ袋に入れて冷蔵庫に入れておくのですが、意外と摘み取りって手間です。

養蚕資料館で見た、摘み取り用の爪(鉄の爪impact)が いかに便利なものであるかを思い知る私。欲しい。

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桑を食む・プツプツ…という音が 日増しに大きくなっています。

これが仕舞にゃ「シャ~~~~~~…」って 静かなざわめきに変わるんだよねぇ。恐ろしや。いったいどれだけの桑が ご入用でございましょう。

 

 多分1、000~1、500頭は居るわけで、それがすべてうまく採り入れできたらば、単純に計算しても1500、000mの糸が採れる…ということか?

 でも、その長さって 一体何ができるほどの量に当たるのか、皆目わからん…(おバカ)。

 

 つくづく、胸が痛くなるんですよ…。

自分の身を包んでいる この着物一枚を形作っている糸・一本一本に…。

 正絹でも、絹でも、麻でも、木綿でも、芭蕉(ここにはないない!!)でも…、すべては一本の繊維だったりする。

 たとえ その工程に機械が入っていたとしても、必ず人の手が糸に触れている。

 草木であろうと虫であろうと、必ず何かの命でできている・糸。

 

 人にとっては 天の虫shine

こ奴らにとっては…

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た・蛋白源?!sweat01

 

 お蚕さんは いつも天に向かって 上半身をくねらせているのですが、その様子というのがなんとなく、『何かを呼んでる』様なんです。

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 …私が小学生の時、理科で お蚕さんの飼育をするはずでした。

はず・というのは、担任の先生(新卒の産休代理教師のお姉shineさん)は、お蚕さんの『眠』を知らず、すべて死亡したと勘違いし、2令ほどのものをすべて焼却炉(昔は 学校には必ずありましたよね)に運んでしまッた…という顛末だったため。

 数日後、先生が泣き腫らした顔で、『眠』というものの説明をしてくれまして、私は子供心に「取り返しのつかないこと」というものを学んだのでした…。

 この体験がなかったら、何ぼ着物が好きだと言っても、お蚕さんを育ててみようなんて思わなかったかも。

 

 あの時、自分も この手でお蚕さんを お菓子の箱ごと火の中に投げ入れたのです。

 病死かもしれないから、焼かなければ・という説明だったと記憶しています。

 このことと 「おしらさま」の絵本とが相まって、私の中でお蚕さんというのは 何とも切ない・いたいけな存在と刷り込まれてしまったような気がします。

 

 では、なぜ?

なぜ、大切に育てて、また殺す?

わざわざ手間暇掛けて繭にして、その命を改めて奪うことを繰り返す?????

 

 わかりません。

 ただ、いとしい気持ちになるのです。

 

 怖くて切ない邦画を観るような、乱暴なくくり方をするようだけど 日本人の根っこにあるエロティシズムのようなもの。

 お蚕さんには それがあるように思うのでした。

 …もう そろそろ 新しい葉っぱをあげるとするかねclock

 

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何とかなるかな。

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 苗の水やり、動物の世話…にまぎれて あちこちの桑の木をめぐる私sweat01

 今年はほんとに寒いので、どの木も ちりちりの新芽のままsign03

 とりあえず、うちより標高の低い集落で ばしばしと小枝を切って持ち帰りました。

 野趣あふれる投げ入れっぷり…なんて。

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桃色のいいお菓子の箱の中で、どんどん蟻蚕が孵っていきます。

  日増しに仕事が山積みになってきて、必然的に野良着がベースになってくるので、意識して長着に着替える時間を持つようにしています。

 野良着も もちろん着物だけれど、ちょっと袂があるモノを着ると、お蚕さんのことも余裕を持って眺められる 心のゆとりができるようで。

 キャパシティが小さいので、つい「忙し気分」に呑まれてしまうんですよ・アタクシ。

 

 お蚕さんの食べる量が少ないうちに、気温がどんどん上がってもらわないと!!

 …だって…。

 お蚕さん二頭分の種があるんです。

 …一頭当り・500~個の種を産むと聞いているから…。

 

 で、一生のうちに、100グラムの桑の葉っぱを食べるという話だから…。

1000頭分の桑の葉っぱって…。ようけやなぁ!はっはっは!

 でも・不思議。

 受精して、休眠に入ったきれいなスミレ色の種が 春になったら自然と萌え出る。

 今年は桑が出遅れてしまったけれど、本来は ちゃんと時を同じくして卵が目覚めるのだから、ほんとにうまくできている…。

 人の子だって そうだよねぇ。

十月十日、で 娑婆に出てくる不思議。

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みんな、無事大きくなりますように。

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困ったよ!

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お蚕さんが萌えとるがな~~~!!

 ひょいと見たら、蟻蚕が動いとるがよ~~!!

 今年は気温が低くて、桑がまだまだ伸びてない!!どうしよう~~~!!

 明日の朝、しもの集落の桑を漁ってみよう ~(°°;)))オロオロ(((;°°)~

 残りも時間の問題だよ~~~ヽ(;´Д`ヽ)(ノ;´Д`)ノ

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…ほんとに蟻みたい…。

 でも、刻んだ桑の葉に気づいて食べてる…様な…でも…細かすぎて良くわからん…。

 

 とにかく!

連休に入ってしまったから、ペレットを取り寄せることは ほぼ不可能impact

 何とかしないと!せっかく萌えたんだもの!

 

 ほんとに・ほんとにお蚕さんが。

 

 …やっと嬉しくなってきたかも…。

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決定~~^^

昨年、お蚕さん10数頭を分けていただき、種と繭を それぞれ少しずつ 収穫しました。

 ですが、手探りでの進めようで、失敗ばかりcrying

 お蚕種が萌えるかどうかは、ひたすら神頼み(もう一度若宮様に参ってこようsweat01)。

早く 桑が芽吹いて、それを追ってお蚕さんが萌やいて(富山弁)くれれば…。そればっかり考えてます((・(ェ)・;))私にどうこうできるこっちゃないのに…dash

 で、悩んでいたのが 繭の行き先。

数にして ごくわずか。

糸を引いて…と思っていたのですが、管理のミスなのかsign02繭に染みがあるモノが~~sign03

 で、冬の間中 snow悩んでおりました。

「糸引きの練習にすれば。」。そうなんだけど。

始めて育てたお蚕さん。わずかでも、何かに使える方法をとりたい…。

 で、突然「あ。これだ。」と。

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煮繭前にお水につけて、

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煮てると 糸の端っこが…。不思議…。気が変わって糸引きしたくなるのですが、

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蛹を取り出して…

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真綿を採ることにしましたshine

 それを芯にして、

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あこがれの「加賀の指抜きheart02」に 挑戦しま~すshine

 糸引きも、繭を購入して(自分の繭はまだまだ先だし…)、お稽古します。

 繭、4粒分でこのくらい…。

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不思議です。

 これを引いて、きっちりとした芯を作りますヽ(´▽`)/

 自分で引いて・染めた糸で指抜きが作れたら、そして、それを指にしてお針仕事ができたら…confidentなんて素敵だろう!!!

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目標ができて、気持ちが しゃきーんshine

自衛隊員の勧誘ポスターか・っての!(苦笑

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昨日の野蚕さん。

…昨日のお昼、クワコさんが羽化しました~~~~shine

009 画像は、まだ触覚が伸びてない状態sweat01

夕方、触覚がきれいになったと思ったら、いずこへともなく消え去りました…。

家の周りには、桑の木がたくさんあるので、きっと どれかの木にたどりついて 結婚相手を見つけることでしょうね…。

 クワコさんの繭は 後三つ。

011 (ボケボケですが)このお蚕ちゃんが営繭に入るのと、クワコさんの羽化と、どっちが早いか?というところです。

 さて。

他のお蚕さん達の羽化は いつごろになりましょう。

 そして、本で見た、「すぐ孵化する卵と越冬する卵」の二種類が見られるか、それとも、「村の養蚕の先生」のおっしゃる通り、「卵はすべて越冬卵」か。

 興味津津…と言いつつ、沢山の卵が即座に孵って、桑集め地獄で おしりに火が付く夏になるか…~(°°;)))オロオロ(((;°°)~

何にせよ、私に選択権はないんですよね!!

孵化卵と繭で止めるものに選別するまでが・私に託された選択権なのでしたcoldsweats01

 今日の北陸地方は、暴風雨という予報。

 どうかクワコさんが無事、桑の葉蔭で雨風をやり過ごせますように。

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お蚕さんの今現在のご様子。

誠に 申し訳ないことでございます!

まめにアップするとか言っといて…(*_ _)人ゴメンナサイ

 

 お蚕さんは・というと、今、冷凍庫の中で眠っております。

このあと、乾燥させて、とりいれ完了です。

002 なぜか まだおりますのは、「学校のお蚕さんの最後の一頭」…でございます。

 結局、素晴らしい先生は、

「きみ、この蚕 持って帰っていいよ。月曜に 持ってこなくていいから。何かわからないことがあったら、いつでも学校に電話してきていいからね。」…と、次女に、生き残りの4頭を託し(…押し付け?)たのでした。

 そのお蚕さんたちも、我が家でおいしい桑を食べ続けた結果、何とか大きくなり、無事営繭しました。

 …さすがに 恐ろしいまでに小さい一頭は まだ こんな様子なんですが。何とか育ってほしいものです。

004 足場の綿を取り外しましたら、こんなに輝く繭に…shine

 (卵を採るために、5頭は生かしております。)

 かくて、25頭余りのお蚕さんの繭から外した真綿はほんの一握りで、お布団や綿入れにすることを考えたら、気が遠くなりました。

学校のお蚕さんの一頭は、繭が糸不足で べこべこimpactに変形してしまっています。さなぎも透けて見えそう。

 人の子供もそうだけど、成長期にしっかり栄養摂らないと、その後に響くんだなぁ・・・って実感。切ないことです。

001  この繭を煮て、糸を引く。

 それが、こんな一枚の布になるなんて、これは間違いなく奇跡です。

 画像の縮みは、この七夕様に着たいと思っているものです。麻が多いこの季節だけど、改まった気持ちで お星さんを見上げる夜には、ほんのちょっとだけ背筋を伸ばしたものに そでを通すのもいいかな・と思って(笑

8の字に頭を振りながら 一生懸命 糸を吐くお蚕さんの姿。

 繭のかわいらしい形は、お蚕さんの動きを映したものです。

 少しゆすってみると、中のさなぎが からからと音を立てます。

 先日、お師匠さんに、「お蚕の宮に詣でてきました。」と話したら、

「あら・そう。いいことね。お蚕さんを粗末にすると 火事になるっていうものね。」。

 とっさに娘が 「じゃあ、**先生んち、丸焼けになるね。」sign03

不謹慎だけど、大笑いしてしまいました。

 

 昔からの言い伝えを聞くのが好きです。

なんとなく・誰かに守られてるような気持ちになるんです。

 お向かいのおばあちゃんが、お蚕さんを見ながら、

「あんたたちゃ、生きモン好きだで、幸せや。昔から、生きモン大事にする者は 守ってあたるで、果報な人生になるゆうでねぇ。」と教えてくれました。

 そうか。だったら 子供達は きっと守られて幸せになるだろうな・ってconfident

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 数十年振りに、「おしらさま」の絵本が読みたくなりました。

 義母のお迎えhospitalまで少し時間があるから、図書館に行ってみようかなbook

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