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2011年2月

春のかおり。

今朝も道はひどく凍っていますが、その元は 雪解け水です。

道路を縦横無尽に渡る氷の道を避けて通る私と、わざわざ滑る感触を楽しむ子供たちとで、毎朝バス停まで歩きます。

 以前は学校まで徒歩でしたが、クマの相次ぐ出没で、少しでも危険を避けようと、バスでの登下校になりました。

 春、冬眠から覚めた熊が何処から動きだすのかによっては、この先もバス通学が継続になってしまいます(ノω・、)

 本当は、季節の移り変わりを肌で感じながら、ゆったりと歩いてほしいなぁ。

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よく雪と格闘した冬でした。

この先は降ったところで、淡い雪。水に降る雪。

溶けて崩れる雪にすき込まれて、雪解けの水にすい込まれて、海までたどり着く雪。

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子供達には、いっぱい雪の香りと感触をしみこませて 大きくなっていってほしいと思っています。

雪は、私にとってかけがえのないもの。

しんどさと 危険と 美しさと。

 …重い着物のぐしびつけを田舎者の証し・ト云う方もあるけれど、私にとってはこの湿度の高い風土ならではの思いやりとして、この雪と切っても切れない暮らしの知恵の表れとして、とても誇らしいもの。

暗闇に降る雪が かすかな明かりの元を通る時、ひらりと姿を現すような。

そんなひそやかな白い糸の足取りを数えて過ごした 退屈な重厚な時間。煙草臭くて、お酒のむせかえるような香りが充満して、慣れないよそいきを着せられて座布団の海に造作なく座る幼い自分。

 雪が消えていくのを感じるこんな朝は、雪を惜しむ幼い自分が、そんな光景を引っ張り出してくるのかと思ったり。

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 何にしても、ただ見た目で「好きか嫌いか」と判断することと、もって生まれた感覚に 育った環境がおんぶしてできた思いが作用して 見せてくれる何かがあるのとでは、きっと行ってくるほど違うだろうから、雪国に生まれ育って、黒い着物を着る席を何度も体感できた自分は幸運だと思うのです。

 朝の着替えの時から、普段とは様子の違う母の横顔。

帯締めを結びあがって、帯をポンと叩くさまも いつもより力が入っている・ト、子供心に感じ取る朝。

 髪の膨らませ方もいつもと違う。私たちへのまなざしもいつもよりキツイ。

 おめでたい時もそうでないときも、黒い着物にはただならぬ緊張感が付きまとう。

 そして、その日が暮れるとき、一気に母の表情が緩んで、『今日はありがとうねぇ。よう手伝うてくれて、嬉しかったわ。』と必ず声をかけてくれたから、私は、ギリギリそういう席を嫌いにならずに育ったんだろうな・なんて思う_

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汚れた雪の固まりが、座り込んだ猫のように見えて笑ったjapanesetea

只、春の香りを感じるだけで、雪が愛おしいという気持ちと子供のころの記憶とが逆巻いてくるなんて、これはひょっとして…年なのか…(笑)

 だとしたら、私ってきっといい思い出いっぱい持ってて、意外といい年のとり方しかかってるんじゃないか・ト、自分に精いっぱいのエールを送ろうrock

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一年って!!

ほんっとにあっという間ですねぇ!!

…と、ブログを放置しまくってることを恍けて始めようとする私。

昨日、2月12日は 長女の数えで十四のお誕生日birthdayでございました。

…が、ちょうど三味線の発表会と重なりまして、何とも華やかな気分の一年のはじまりに^^

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(散らかった状態ですみませんsweat01)楽屋で音合わせちう。

新しく お師匠様のところでお稽古を始められたという お姉さんふたりheart04

振袖部隊三名となりまして、何ともはなやぎました。

 いいでしょ~?黒地の大振り袖~~!!五つ紋の花嫁衣装ですねぇshine(ちょっとトウのたったお嫁さんだったようで、まことに大人しい柄行きで これがまたすてきです)

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厚かましくも お姉さんに紅をお借りしましたsweat01しかも引いてもらうsweat01手持ちの口紅さえ無いような母親で済みませんです…ヾ(_ _*)ハンセイ・・・

このお姉さんの大振袖、モダンで古典的な(どっちやねん)花柄で、はなやかです~^^

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お師匠様と二人で 潮来出島を弾かせていただく上に 踊りの先生に舞って頂くという母感涙のひとこま~~~( ´;ω;`)ブワッ

(ピントが合ってる写真が観たい方はお知らせください(笑))

こちらのお弟子さん方の舞台に混ぜて戴いてる身ですのに、こんなにして頂いて、本当に果報な娘です…(p_q*)

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お弟子さんの姐さん方の「木曾節」♪

お引きのままでは大変だろうけど、ふっくら ふきの裾が優しく弧を描いて ほんとに素敵でした。

揺れる柳の帯…heart04

日々忙しくしている中で、こうしてお稽古を続けてらっしゃるというのは、本当に頭が下がります。

お姐さん方の、着つけが済んだ時の 何とも言えない輝く表情は、毎年「いいなぁ…。素敵だなぁ…。」と、心からくすぐったく、眩しいです。

きっと、私の母より年輩だと思うのですが、本当に少女のように輝くのです。

お師匠さまは、この日の衣装も全て用意して、着つけて、そして個々の着物や着つけのいわれを話して聞かせてくださいます。此処までの情熱っていったいどこから来るんだろう・と思います。常に見返りを求めない・不思議な方です。ひねりのきいた言葉で(笑)

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帯が少々短いということで、今回は尻尾のない角出しに。

飴さんみたいでかわいいぞ。

『来年は大振袖を用意しましょうね。』と 云ってもらって凄くうれしい娘(笑)

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中学生になって、部活が始まると お稽古事を続けるのは少し難しくなりがち。

それでもこうして続けて行けることに感謝して、ずっと三味線と着物を愛して行ってほしいなぁ。

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調子っぱずれで お師匠様あっはっは(;´▽`A``

ハネた後、お暇するときに、みなさんに『また来年ねnotes』と声をかけていただきました。

一年一年、『一年振りね!お元気でした?』って、ここで逢いたい。

そういう、ほっこりとした舞台でした。

 三味線に出会えてよかったねぇ。

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