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ご長寿。

 春眠 暁を全く覚えずsleepy

 いかに眠いか・が、お伝わりできましたでございましょうか(なんで最近やたらと馬鹿丁寧な言葉を使う人が多いんでございましょうか。ちょっとストレスdashcoldsweats01

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(帯が上ずってるところは流していただいてsweat01

この縞の袷、大大大好きheart04な一枚です。

 

 身丈不足なことをのぞけば、他のあらゆる寸法はピッたしshine

当に 身に添う心地よさ!!

 

 木綿の袷なので重さはあるのですが、それすら心地よくって、真綿のどっさり入ったお蒲団の様に安心感があるのです。

 

 お対丈・というところにしても、一切手をつけずに この寸法なんですから、「こ・これは何かの ご縁を感じる…sign01」…などと、勝手にスピリチュアルflairしてしまいましたもんね!!

 

 江戸の終わりのものだと聞いています。初めっからお対で仕立てて、たもとも短く、毎日の暮らし向きにしていたものだと。

 ご長寿ですねぇ。

 私なんて 40年でこ~~んなに くすんじゃってるのに、100年経っても お役目を果たしてるんだから!!

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(…この写真を見て、あわてて襟足を直してきた…sweat02見苦しくってすみません。だったら撮り直せ?)

一枚羽織って、(山を下りて)スーパーへ。

 八尾なら そんなにじろじろ見られない(と思っているだけ?)のですが、余所では 結構激しい視線を浴びてきました…coldsweats01 (60代位のおじさんに「うわッ!!」と驚かれた。わしは化けモンかannoy

 

 いろんな人がいろんな服を着て、かごに沢山の食べ物を詰め込んで、やたら明るい店内をにぎわせていました。

 

 ほんの3~40年前なら、道行く人の中に 着物姿は当たり前にあったのに。

 ビニールのひもで編んだ買い物かごを下げて、きちんと髪を結いた女の子なんかを連れたお母さんが立ち話をしてたのに。

 

 今日来ている服を、この人たちは 来年も再来年も着るだろうか。

 次の春が来るころには、きっとまた、少しおしゃれな服を買うだろう。

 お年頃の娘さんなら なおのこと。

 

 

 ネットで様々な人たちの様子を垣間見るとき、ちょっと引っかかってしまうことがあります。

『洋服に飽きたので、着物を着てみようと思います。』

『着なくなったら、ヤ○オクに出品しましょう!そして、着物の流れをもっと盛んにしましょう!』

『古い着物を集めているのですが、ただ持っていても仕方がないので、ミシンでリメイクします。』

 

 人それぞれの楽しみ方があるのはわかっていても、着物として着られるものは壊さないでほしいと思ってしまいます。

 洋服に飽きたから・と、いつか着物にも飽きて粗末にしたら、悲しいと思います。

 ネットオクでの着物の流れって、結構速くて、同じものをいろんなところで目にして驚きます。手元に置きたくて買う・のではない、何かが、着物の行く末を左右しているようで。

 

 手元に、麻の糸の束がいくつかあります。古いものなのですが、とてもしっかりした糸で驚くほどつややかです。

 生糸と比べるまでもなく、恐ろしく太い、力強い糸です。

 一本一本はさほど長くないものを、繋いで繋いで織って重ねて一枚の布にするんですねぇ。

 頭では分かっているつもりだったことが、手に触れて初めて 重さを持ちました。

 息吹き…という感じです。

 

 現代にも、素晴らしい着物や帯、その他のものが生まれているのはわかっているけれど、私は、作り手と着手の様子を想像するのが大好きなので、どうしても古いものばっかり寄せてしまいます。

(…というか、偏見凄まじいのかもしれないけれど、現代のいい着物・って、作家が表現として作ってる、着る側のことをかんがえてないものが やたら目につくようで抵抗があります。もっとも、先立つものがないからお呼びでないんだけど!)

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 この雀、様子を見るために洗ってみました。

 

 洗い張るつもりで解いたまま、どこかにしまわれていた襦袢のようです~heart04

 どんな人が袖を通していたのかなぁ。

 

 すずめに鶴に兎に…heart04私の大好きな面々のオンパレードshineな生地なのです!!

 解いた布地3幅を、この襟でぐるぐるっと巻いて・ポンと古着屋に並べられていたそうです。

 

 まわりまわって 私の手元にやってきましたo(;△;)o

 色落ちその他もなく、力もあるようなので、お天気のいい日sunに洗い張りします!

へたくそなりに頑張りまっす!

  

 布というものが恐ろしく長い命を持っている・と知ったのは、小学校に上がる前、法隆寺で 『天寿国繍帳』を見たときです。

 あまりの迫力に 握りしめた両手を畳に食い込ませて、身を乗り出してしまった記憶があります。

糸・紙・木は、こんなに長く したたかに生きることができる。

子供なりにそんな風に感じました。

 一つまみほどの「偉い人」たちが、そうでない人たちを苦しめつつ作り上げ、残してきた数々の遺産。

 苦しい中から、さまざまな創意工夫を凝らして伝えられてきた、名もない民芸の数々。

 その端っこを、直接 肌にまとって暮らす毎日は、常に だれかに守られつつも しっかり監視されているようで、ときどき ハッimpactとして 背筋が伸びます(苦笑

 締めたい帯・直すぞ!浴衣、仕立てるぞ!指抜き、いっぱい作るぞ!お蚕さん育てるぞ!

 …動物たちのお世話に触らないように注意しながら(゚ー゚;

 

 

 私が生きている分は、私のところに来た着物は 長生きできるはず。

 

 …って、この山々を低くする戦いのためにも、私自身が元気で長生きしなければ~(°°;)))オロオロ(((;°°)~

 張り合いがあるって、こういうことかいなぁ。

 

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