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3月18日。

 卒業式でした。

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 朝、出がけの 表情ガチガチの親子(笑

 受付で、担当の先生が 「まあ!可愛い!」と言ってくださって、娘はほんとうに嬉しそうでした。

 下級生の女の子にも 「わあ!可愛いheart04」とほめられて、私も嬉しかったですhappy01

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 とても いい卒業式でしたcherryblossom

 在校生も卒業生も、本当にしっかりと準備をして臨んだことがよくわかる、厳かで温かい式でした。

 …先生方の苦労がしのばれるなぁ・と教員席に目をやると、あの先生が一番涙を流してらしたのが見えて、「反対」した理由がわかったような気がしました。

 みんなが一つになって式を作り上げていくときに、一人の生徒が「目立つ」ことで何かが乱される…そんな風に思われたのかも・って。

 

 現実には、着物だからと言って、特別目を引く・というものではありませんでした。私自身が意外と感じたくらい、「卒業生の一人」でした。みんな一人一人がキラキラshineとしていて、とても素敵でした。

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 在校生の歌も、おくる言葉も、とても素晴らしかったです。

 何といっても低学年の子供たちの愛らしい高い声を聞いたとき、「ああ、みんな、こんな声だった。」と気がついて、いつの間に 大人びた声で話すようになっていたんだろう・と振り返って、胸が痛くなりました。

 自分のことを名前で呼んでいたものが、「あたち」といい、そして「私」になって、今では私よりも背が高くなってしまいました。

 ぜんそくで苦しいのに、咳込むこともなく、大きな声で送る言葉を言えた次女にも、本当にありがたいと思いました(ちなみに、本日欠席で、点滴喰らってきました…crying)。

   

 子供は、本当に 全力で大きくなっていく。毎日毎日 前に向かっていく。

 私の親も、こんな風に私の後ろ姿を見ていてくれたんだろうな・と思いました。

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 前の晩、娘は 6年間背中で揺れていたランドセルを磨いていました。

卒業後は、カンボジアの子供たちに使ってもらうことになっているのです。

 いろんな思い出が詰まっているけれど、まだまだ使えるランドセル。

 外国の空の下で、どんな毎日を送るのかなぁ…と涙目で見ていました。

 

 在校生が作ってくれた花道を抜けて、卒業生は学校を後にしましたcherryblossom

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 その時、娘とその先生がハグを交わしているのを見ました。

 最後まで 頑固同士で、「ごめんなさい」は言えないけれど、「ありがとう」と「げんきでね」と挨拶したよ、と聞かせてくれました。

 

 なんでもないことだなぁ…と思いました。

ただ、少し雰囲気が異なるだけで、ごく当たり前に、「着るモノ」なんです。

礼・正装でしかなくなってしまった着物・は、子供はもとより、大人にとっても「特別すぎる」衣類になって、その上、悪いことに「ぜいたく品で、着ると動けないもの」になってしまった。

 

 私、一つだけ、望んでいることがあるんです。

 娘の姿を見て、子供たちの一人でもいいから、「着物を着ていた子供」の記憶を胸にとどめてくれていたら。

 

 お母さんの晴れ着・以外の着物というものの記憶を持っていってほしいんです。

 

 先生方やその他の大人たちも、明らかに「さほどに違和感はなかった」と受け取ってくださっていました。

 だからと言って、自分の子や孫に着せたいか・といえば まったく別の話になるとは思います。

 でも。

 

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帰宅後、義父が摘んできた「春だけの楽しみ」、センナを拵えました!!

ワサビのつぼみです。熱湯をまわしかけ、密封容器に入れて叩きつけるように振ると、鼻につきあげるような辛さになる…という、山ならではのお菜です。

 気合を入れて振りさくっておりますsweat01

 しくじると、苦みだけが出て、とても食べられたもんじゃない…と聞かされています。絶対に しくじるわけにはいきませんimpact

 涙を浮かべながら食べる主人と義父の姿を見ると、「ああ。春だなぁ…。」と実感(笑

 午後、お師匠さんのお宅に お礼に行きました。

 相変わらずの居留守で苦労しましたが(笑)、近所のおばあちゃんの協力のもと・なんとか直にお会いして ご挨拶ができましたsweat01

 「よくお似合いよ。お祝に その着物、差し上げるわ。大切に着て頂戴present」と、いつもの笑顔。

 「はい!ありがとうございます!私、中学校に行ったら、いい加減な部に入って、いっぱい本を読む時間と絵を描く時間を確保して、ずっと三味線を続けます!」

 …と、何とも微妙な宣言をする娘…。

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 「着物を着る時間もお持ちになると さらに豊かな人生になりますよ。」と、お師匠様は 付け加えてくださったのでした。

 

 みなさん、どうもありがとうございましたcherryblossom

 

 

 

 

 

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こどものこと」カテゴリの記事

コメント

卒業おめでとうございますhappy02

無事に終わって、本当によかったです( ^ω^ )dash
娘さんも、くだんの先生ともきちんとごあいさつできてよかった。

記事を読んでいて、なんだか目頭が熱くなってきてしまいました。
先生はもしかすると、ギラギラの今時の成人式な着物を想像してたのかもしれませんね。

なんにしても、ご卒業おめでとうございます。次は入学式ですね。
長女さんも次女さんもゆんさんもお疲れ様でした。

投稿: 猫かぁちゃん | 2010年3月19日 (金) 15時54分

卒業おめでとうございます!
そして、お疲れ様でした。
とっても良い卒業式だったんですね、まるでその場にいたかのように、雰囲気が伝わってきました。
こんな事なら、あんなに悩まなくても良かったのにね。
でも、そのお陰で着物について色々考える事が出来たンですから。
オイラの伜のランドセルは、ミニチュアにして貰おうと、15年の間まだ押し入れの中に眠っています。そうですね、誰かに使って貰った方が良いのかナ。

投稿: kikuryu | 2010年3月19日 (金) 16時45分

猫かぁちゃんさまcherryblossom

 こんばんは!そちらに地震があったんじゃありませんか?大事ありませんか?
 
 
  cherryblossomどうもありがとうございます。おかげさまで 無事卒業いたしましたm(_ _)m
 

 >ギラギラの今時の成人式な着物を想像していたのかもしれませんね。 
 私もそう思いました。現に、今の卒業式の袴には、ティアラとか、チェーンの飾りなどをつけているんですね!!テレビで卒業式の様子を見てびっくりしました!!「先生は、こんなのを御存じなのかも…。」と。

 とにかく、ほっとしました~~dash

 それでもって、来週25日は末っ子の卒園式です~!

 

投稿: ゆん | 2010年3月19日 (金) 19時45分

kikuryuさまcherryblossom
 こんばんは!コメントありがとうございますconfident

 ほんとに、案ずるより・なんとやら…でした。
きっと、先生もそう思ってらしたんじゃないかと…coldsweats01

 でも、ほんとに、着物について色々考えるいい機会に恵まれたんだと思います。
 もっと、いろんな切り口が持てるようになりたい!!


 あ、私も考えました!ミニチュアランドセル!生協のカタログで見て(笑
 意外と時間とお金がかかるんですよねsweat01
 
 幸い、こちらは学校にNPOの方が取りに来て下さるそうで、それなら是非に!…と、お譲りすることにしました。娘は ほんとのところ、淋しそうでしたけど~。

 いろいろご心配くださって、ありがとうございました!cherryblossomこれからも、大切に着物を着ていこうと思います゚.+:。(・ω・)b゚.+:。

投稿: ゆん | 2010年3月19日 (金) 19時55分

良かったですね。娘さんの表情が全てを物語っています。
頑固な先生も立派に教師の役をされたようで、なにより。
今回の経験は娘さんの良い成長の糧となったはずです。悩み苦しむ中で奥行きのある人間に成長していくのですから。

投稿: 萩 | 2010年3月19日 (金) 21時17分

萩さまcherryblossom

 ありがとうございます。おかげさまで、無事卒業いたしました。

 今回のことで、娘(と私)は、「自分の意思をしっかりと持つ」ことと、「人の意見を聞く」ことの大切さと難しさを学んだと思います。

 「やってみなきゃ分からない」ことも。

 本当にいい式でした。
 萩さんはじめ、ここに来て下さった皆さんの温かいお気持ちがとてもうれしく、力になりました。本当にありがとうございましたshine

 娘がいて、着物があって、本当に良かったと思います。

 

投稿: ゆん | 2010年3月19日 (金) 22時13分

おめでとうございます。
ほんとにお姉さんになって卒業していく姿、ですね。
先生は、きっととても臆病になっていたのでしょう。
何かあったら何か起こったら…。
それがまったくの「自然」だったから、
涙も出たのだと思います。
なによりいい式で良かったです。
妹さんも、今日は絶対…の気持ちでがんばったのでしょう。
また強風が吹くだのなんだの言ってます。
くれぐれもお大事に。
おかあさんも、いいおかあさんしてます。
(振りきれましたかー!)
着物もよくお似合いですよ。
さぁつぎは25日ですね。
春ですねぇ…みんな一歩ずつ階段をあがってゆく…。
私も元気をいただきました。ありがとう!

投稿: とんぼ | 2010年3月20日 (土) 00時22分

素敵でした!!
晴れ晴れとして凛として・・・・お姉ちゃんですねえ^^
羨ましい~~!!
うちの長男にスーツなんか着せたって、ヒョロヒョロのサラダ牛蒡のようで似合う訳ないし、来年の卒業式が不安です。

「実際に着てみたら・着ている姿を見たら、そうでもなかった」・・・そういうのありますね。
両方が身構え過ぎているんでしょうか。

わたしも今の仕事の場に着物で行く事をなかなか許してもらえなくて、古着のスーツで行ってたんです。
で、忘年会の時に無理やり着物で行ったら「次から必ず着物できてください」って(笑
わたし貫録ないので、着物の方がよほど場が引き締まるように思います。

みんな「着物」って聞いただけでどんなのを想像してたんだろう??

余談でした。

ちゅんちゅちゃんの着姿、眼福でした。
ありがとう~~^^
ゆんさんの母の装いも馴染んでていいです!!
春を実感しました。

次へ進まないと、ですね。

投稿: おつう | 2010年3月20日 (土) 09時58分

とんぼさまsun
 どうもありがとうございますribbon
 おかげさまで、悔いを残すことなく、卒業いたしました(笑

 とんぼさんから「着せてあげなさい。」とmailtoを戴いたときは、「着物って、着てはいけないものだったのsign02」と動転していて。今思うと笑ってしまうんですが、よくよく件の先生とは 深いご縁(因念?)があった3年間で御座んした。

 いやはや、甲斐性なしを励ましてくださって、本当にありがとうございましたモジモジ(。_。*)))

 鮫小紋、とても着心地良くってありがたかったです!!

 改めて、お便りさせていただきますhappy01

投稿: ゆん | 2010年3月20日 (土) 10時49分

おつうさまcherryblossom
 こんにちは!
 おかげさまで無事卒業いたしました。本当にありがとうございました(;ω;)

 >両方が身構え過ぎているんでしょうか。
 そうだったと思います。でも、着物を着ることが これほど特別扱いだったということを知って、私は本当に「頭が真っ白」になりましたよ~~crying

 …ほんとはね、受付に行ったら、その先生がいらして、挨拶を簡単にして、フイっと職員室に行ってしまわれたんですよ(苦笑
 明らかに不快・という様子でした。
 でも、しょうがないな・って思いました。どっちも悪かないや・って。

 でも、子供たちが立派に式を進めていく中で、「生きて動く着物姿」というものが、ブレザーのそれと何ら変わりなくあると、わかっていただけたんじゃないかな~・と思いました。

 「着物姿」って聞くと、やっぱり一気に「お正月の芸能人」まで行ってしまうんじゃないかな(笑

 別に、着物着て人に見せて、一石を投じようとまでは思わないけれど、子供たちには「そういう人もいるよね。だって、なんかいいもんねぇ。」…位に、構えないベースを持ってほしいなぁ…。
 …というわけで、やっぱりこの夏も中学生の「浴衣の着方体験」は やることにします…。5年目か…。

 >「次から必ず着物で来てください。」(笑

おつうさんの着姿、自然でいいですもん!その人に合ったもの・を纏うのがきっと一番いいんですよね、やっぱり。

 卒園式には、ベージュ系の撒き糊の小紋に羽織かな~。会場が狭いので、おとなしい色を持ってこようかな~・と。ふふふ。楽しいですね、こういうの。


 本当にありがとうございましたcherryblossom

投稿: ゆん | 2010年3月20日 (土) 11時13分

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