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ひなあられの

…袋の底に残ったお砂糖を 空けた様な なごり雪です。

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もう、雪の上を歩くこともないかな…と思っておりましたが、

踏むだけで 溶け去るような淡い雪道を散歩しました。

(優雅なお散歩じゃなくって、駄犬どもの日課~~ヤレヤレ ┐(´(エ)`)┌クマッタネ )

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近所の独り暮らしのお爺ちゃん(推定96)が息子夫婦の住む都会に引っ越して行かれました。

村内の親戚の方が 毎日 様子を見に来てらして、それはそれはしっかりしていたんだけど、やっぱり無理なこともありますから、ついにおじいちゃんも 首を縦に振ったようです。

 毎日何かしら仕事をして、畑もしっかりしてたから、都会のマンション暮らしになったら 一気にガタガタと 弱ってしまうような気がします。

 でも、やっぱり、息子さんと暮らすのがいいと思います。

 お爺ちゃんが生まれた時から、毎日毎日見てきた山は、最後に優しい雪化粧の姿で見送ってくれたみたい。

 お爺ちゃんが山を見ていたのか、山がお爺ちゃんを見ていたのか。どっちかな。

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 この時期は、毎年必ず村を出る人のうわさが流れて、何とも切ない。

 娘と二人、つらい思いを何度もしたお友達一家が、街に家を建てていると聞いたのは、先週のこと。

 とりあえず 同じ中学校に進学するけれど、二年に進級するときには どうなるかわかんないなぁ。便利な街暮らしに馴染んでしまったら、きっと転校するだろうなぁ。

 

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 でも、私、ずっとここに居るからね。いつでもお茶を飲みに来てね。

長いこと、お互いの娘のことで 泣きながら電話で話したよね。顔を見たらうまく思うことを言えない者同士だから、いっつも電話かメールで。

 顔を見てお茶を飲むときは、全然違う話ばかりしたね。

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 私が最後に見るお月さんは、この山の上にありますように。

 どうか病院の四角い窓の中じゃありませんように。

 

 私がこの世に生まれおちて、ちょうど40年めの今日。

後、いくらあるのか わからないけど、覚悟は決まっているんです。

 自分は、きっと・この集落の 最後の一人として生きるんだ・って。

 一軒、また一軒、集落から人影が消えていく中で、それでも主人と私はここを離れたりはしない。

 

 昔見た アイヌのドキュメンタリー映像が 頭から離れない。

 三人残った純粋なアイヌの老人が話していたんです。

 「幸せなのは、この中で真っ先に死ねる者です。その人だけが、アイヌの弔いをしてもらえるから。」

 大げさな話でも、ドラマティックなノリでもない。

 これが、この国の・何処にでもある現実の姿なんです。

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枝から葉っぱをむしり取る瞬間のおかる(笑)

 

  山に来させて当たって、ほんとによかった。

 お蚕さん、どうか萌えますように!

 いい桑の葉が沢山ひろがりますように…人( ̄ω ̄;)

 自分じゃ どうにもならんのよねsweat01

 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

切ないですね、過疎の村が消えていく、その地に伝わってきた文化が消えていく、伝統芸能が消えていく、分かっていながら何も出来ない自分。
故里の老人施設にお世話になっている老母がいて、自分は都会で便利な暮らしを享受している罪悪感…。かといって親の家には兄夫婦とその娘一家が住み着き、里帰りしても居場所もない、お茶の一杯をいただくのが精一杯、早々に立ち去らねばならない…、ビジネスホテルに宿をとって施設の老母を見舞う哀しさ、町に住むのも辛ければ、過疎の村で年寄りを見送るのも切ないことです。

投稿: 萩 | 2010年3月12日 (金) 17時36分

萩さまsun
 こんにちは。返信がドン亀ですみません…。

 本当に 生活の形が目まぐるしく変わっていく中で、『その時』に直面するまで 問題に気付かなかった…ということが ままある世の中ですね。
 実母も、大阪の実家には兄夫婦の生活があり、母親は施設に入っていたので、時には実家に顔を出すことなく、そっと祖母を見舞いに行ってとんぼがえり…ということをしていたのを思い出しました。

 都会に行ったそうそう、そのお爺ちゃんは ひどい迷子になって大騒ぎだったそうsweat01
 みんなが心静かに「仕舞うていけ」る世の中って、どんな形なんでしょう。

 『あそこのばあちゃん、きんのの晩にしもてかれたと~。』…私が大好きな富山弁です。

投稿: ゆん | 2010年3月14日 (日) 13時46分

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