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お蚕さんと言えば…。

 今回、お蚕さんを育てておりますが、私、本当は恐ろしかったんです。

 

 実は、小学4年生の夏休みの前日、父が

「お前達(姉と私)明後日から 3泊4日で子供キャンプだぞ。

荷物はお母ちゃんが用意してくれてあるから心配するな。

行先は乗鞍だ。」…と告げまして。

 

 それまでは、家族そろって テントを持って行ってたのに!!

「のりくら」って 確かすっごく遠いじゃない!!

 私はボー然。姉も 少々暗い表情…。

 

心細さでいっぱいで、泣きながら、隣町からバスに乗せられて出発したのですsweat02

 

で。

現地で 山のような見知らぬ子供たちと、ボランティアのスタッフに圧倒され、

しかも、「やばい」雰囲気に包まれた建物・その地の空気に窒息寸前となりまして…。

 

そう。

「人外」の気配に満ち満ちていたんですよ~~~~~~crying

今でこそ、その手のものに遭っても、しらん顔ができますが、当時の私は、気が付くと肩がぞわぞわ~~っshockとなって、「見えないもの」に乗っかられてしまう体質でした。

 

 そう。それです。

すぐそばには、「野麦峠」があったのです。

 女工さん以外にも、そこで命を落とした人は多いようで、いろんな気配で充満していて、ご飯さえのどを通らない!!

 私が所属する班は、優しい大学生のお姉さんが引率してくれて、私はその人がとても好きだと思ったのに、それどころではなく、一切の集団行動ができなかった…down

 本当に本当に、恐ろしく悲しく、息が詰まって どうにかなりそうだった時に、近くに住むお爺さんが語り部となって「野麦峠」の話をして下さり、私は、「あ!それだ!」と感じたのでした…crying

 原因がわかったところで、しんどいことには変わりはなく、吐く寸前の状態で過ごした3泊4日…( ̄◆ ̄;)

 

 その年、大竹しのぶさん主演で 「あゝ 野麦峠」が映画化されていたのでした…。

宿泊施設の小さな売店に、ポスターやら 文庫本やら並んでいました…。

 

 思い出しても 胸が苦しいtyphoon

 

 「そんなの自己暗示!うそうそ!」

…って思う方もいらっしゃるでしょうが…。考えても見て下さいよ。

今、この現世に生きてるヒトより、かつて生きて動いてたヒトの方が、と~~んでもなく多いんですよ?

 だから、自分が気付かないだけで、誰かが自分を見てたりするんですよ。

 

 私は、あの時、何もできず、ただ、怖くて泣いて泣いて、周りのすべての人に迷惑をかけてしまった。

 どうして泣くのかさえ、言えなかった。怖くて話せなかったんです。

哀しい・やりきれない・そんな思いのままの人が沢山いて、どうしようもなかった。

それが女工さんだったかどうかは別問題ですけど。

 当時の山村の暮らしなんて、きっと 皆が辛いことだらけで、女工さん達が 特別 過酷な状態に置かれていたのかは、私にはわからないのです。

 ただ、11~13歳の女の子なら、思いっきり外の空気を吸いたい・と思ったろうと。

 

 「赤い腰巻が凍って、幼い娘たちの足を切った。それほどの極寒だった。」

…と聞いたように記憶しています。

 中学生になって、テレビでその映画を見たとき、ところどころ恐ろしくて 心を閉ざしながら観たので、かなり つぎはぎな記憶しか残っていないのですが、「お助け茶屋」のおばさんが「オリは うそつきになってしまうじゃないかよ~!!」と、泣きわめいていたのがとても苦しかったです。

 

 そんなわけで(どんなわけだか…)、私は、お蚕さん=製糸工場=野麦峠…という一連の流れが恐ろしかったんです。

 もう大人だから、野麦峠の話にもきっと向き合える!!と思ったのですが、そうなると今度は、

「…11歳…。長女とおなじ年…。crying」。もっと耐えられないんじゃないかsign02

 

 いたいけな 名もなき人々が、この国の 急な経済発展を支えて 消えていった。

 今は 「見たくないところ」を見ないで済むように 社会ができてるから、悪いことしても

「だって、だれも教えてくれなかったもん!」って開き直る人が多くなってると思うんです。

 

 スタァshineの裏の顔」・なんてのは 見たくないけど、すごく大事な いろんなことを見ないふりしてるうちに、どんどん恐ろしい人が増えていくようで 落ち着かない。

 

 お蚕さんを飼育するって話なのに、なんでこういう展開なんでしょうねsweat01

 

 私の ここ数年って、「思い出したら壁に頭打ちつけたくなるような 恥ずかしい自分の過去」をほじくり返して、正面からやり直す作業…という感じです。

 

 「お蚕さんと 野麦峠と 乗鞍キャンプ」も その一つなんだと思う…down

 

006

 息抜きに、近くの畜産センターの山羊さんの画像など。

今週には!って話だった、「除草隊」のシバヤギさんの仲間入りが来週に延びてしまって、がっくりきて、つい、牧場に足を運んでしまった、火曜日のショット也sweat02

ぁぁ・・・早く 我が家に来て頂戴…weep

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