学校。
私。
断れない性格の安請け合い女で、何かしら学校にかかわっている気がします。
昨年は、突然がかかってきて、
「今週中に、ヨモギ団子作りの実習をするので、お願いします。」という、依頼・じゃなくて事後報告のような話があったな(田舎生まれ、田舎暮らしの40代女性教師がヨモギ団子一つ作れないことに吃驚した。)
今年は、担任が変わったけど、やっぱり次女の学年。
お蚕さんの飼育実習です。
学級懇談会の席。他の父兄にも聞いたらどうだ?私に云ってるじゃないか、この先生。
「…ありますけど。」
そう、昨年あたりから、歩ける範囲の「野良」桑の木を探しては、そっと下草を刈ったり、目印をつけたりして、
「近いうちに 必ずお蚕さんを育ててみるんだ!」・と 決めていたのです。
この村では、かつて養蚕・天蚕が盛んだったので、あちこちにその名残の桑が生えています。
でも、今では「ただの」草同然で、草刈り機でスパッと刈られてしまうのです。
だから、私は勝手に 目印の布を結んでまわっているのです。(今回は白い布に下から、数年前に騒がれた宗教(?)団体の残党と間違われるかも)
実なりも いつも素晴らしい!!
一度、やままゆとおぼしき蚕が この木にいたのを見まして、胸がいっぱいになりました。
この木の持ち主は、「北」に行ってしまったそうなので、勝手に実をいただいております。
時々 下草を刈りに来ますからね
私。
実は小学生の時、蚕の飼育に失敗したのです。
三年生だったはず。
若い産休教師の担任でした。いつも「龍の子太郎」を読んでくれて、大好きでした。
が、私たちの蚕は、みな、「ご幼少のみぎり」に こときれ、「焼却炉」へ 飼育用のお菓子の箱ごと送られました。私自身もこの手で、お蚕さんを焼き場に入れて ふたを閉めたんです。
ハイ。賢明な方ならピンと きたことでしょう。
先生は、食休み期間の蚕を 死んだと思いこんでいたのです。
数日後、先生は真っ赤に泣きはらした目で、私たち36人に説明し、心から謝ってくれました。
私は、「こんなことを正直に言えるなんて、やっぱりいい先生だな!!」と思ったもんです。
そして、心の隅っこで決めていました。
その清算に、必ず蚕を育てるぞ!とね。
小さい時には、恐ろしいまでに食べる虫。
美しい糸を吐き、繭を作り、羽化した時には口を持たない虫。
人の具合のいいように 体を変えてきた虫。
虫でありながら、最も尊ばれ、愛されてきた虫。
やっと巡ってきたご縁だから、しっかり見つめて育てるぞ~~
もう・わくわく
…と、藪じゅうに目印を結びつけて帰宅し、野良着を脱ぎ捨てて、出かけました。
…学校へ。
長くなりますし、個人的なつぶやき(ぐち?)なので、御用とお急ぎの方はここで〆て下さいませね。
去る水曜のお昼直前、なんの連絡もなしに、学校の先生(担任ではない)が現れて、玄関で話をして、これまた、急に話を断ち切るように去って行かれました。
長女のクラスの話です。
今、娘の同級生の女子が、心に病を持ったらしく、目に見える「変化」でSОSを発しているそうです。
私も彼女を見かけたとき、その顔色の悪さと痩せ込みように驚き、娘に「何かあったの?」と聞いてしまいました。
で、ここからが難しい。
「そんな状態の○ちゃんに、娘さんを含む女子3人が、ひどいことをしました。彼女がそこに来た時、皆で一斉に、持っていた紙を隠したのです。
彼女は とても悲しい顔で去ったと、それを見かけた妹さんが親御さんに話してくれました。
お宅の娘さんは、そんなことをする子じゃない・と、向こうの親御さんは いってくれているんですよ?
ですが、今日、娘さんは、『自分の中にいじわるな気持ちがあった』と話してくれました。」。
ほほう。
その話は、聞いていました。「今日も、放課後先生と女子でお話合いがあったよ。」。
月~水の三日間、「わざとやったことじゃないの?」と質問され続けていたんですね、娘は。
娘は、突然大きな声で「何してんの?」と飛び込んできた「人」に驚いて、つい手に持っていたものを隠した。それだけだった、何度考えても、ただびっくりしただけのことだったのに、どうしてこんなに叱られるのかわからない・と。
「…以前、あったことは聞いております。お母さんがいつも『人にいやな目に遭わせられたからこそ、同じことをしてはいけない』と娘さんにおっしゃっていることも 伺っております。ですが、彼女がこんな状態のときに、そんなひどいことをするのは…。」。
涙が光ってるのかな?この先生。
「ありましたよ。先生の御存じない時から ずっと。でも、私は、どんな時も、子供達は悪くないと思っています。いじめっ子が悪いんじゃない。その家庭に問題があるって。
今回、その子のことは、娘も私も心から心配していました。先生は、友人関係の悩みだとおっしゃいますが、私は、はっきりと、その子の家庭の問題だと思います。それを抱えて学校に来て、人に撒き散らしていたんです。だから、その子には なにも思わない。娘は 仕返しなんて絶対しません。」。
もっ・と いっぱい言いたいことがあったのに。
勝手に来て、人の心の引出しのいちばん深いところをこじ開けるようなこと 話して行きやがって!(おりょ、お下品な言葉ですね)
そう。その子は娘を保育園時代から ずっと いやな・つらい気持ちにさせてきました。
「学校なんて、行かなくていいよ。今日は いかないで。」と私から登校を拒否させたこともありました。
その時、学校は私たちの話なんて たいして聞いてやしなかったし、私は自分で娘を守ろうと決めた。
たった一人、心から信頼できる先生がいらしたけど、異動になってしまいました。
「皆の心が成長して、あなたと同じくらいに開くまで、そのままのあなたでいるんだよ。」と娘に励ましのエールを残して。
「あの時、先生と約束したよ。」
だから、本当に娘は、いじわるなんかしてない。
その夜、娘が「来たんでしょ。お昼ごはんの時、先生方が探してたもん。あの先生がいない!給食よそったのに・って。」と言いまして、二人で笑いながら話しました。
「私は、今の○ちゃんをそのまま受け止めているのに、先生たちは 何であんなに ことを大きくするのかわかんない。私たちの態度で 〇ちゃんがいやな気持になったと聞いて、私は二人のときに、’そのことを’ごめんね・って云ったの。
…あの先生は、わざとやった・って云うまで、私に同じことを聞いたよ。」
「うん。そうだね。あんたは、そのままでいいからね。」。
で、私は、娘の気持ちを踏みにじった先生を抜きにして、担任の先生に話しに行ったというわけでした。
まず、筋が違うでしょう。担任から来るべきです。
「あの先生が 何が言いたかったのかわかりませんし、まず、あちらのご家庭の問題が根っこですから、私にはどうするつもりもありません。」。
「家庭内の問題・とお母さんは思われるんですか!?」と、担任びっくり!
先の先生も同じだった。
そうでしょうね。今までの向こうの親の様子を知らないから。
今、娘に起こったことで 悩み苦しんでいる彼らしか知らないから、そんなに驚くんです。
すべてがそうだというわけじゃありません。
その子の場合は、そうなんです。
彼女にいじめられた他の子の親も、みな一様に、「愛情不足だよね。」と。
子どもに関心が薄いんです。冷たくしているというわけじゃない。だけど、子供が求めているところの愛情が少ない。私は、11年、そんな風に思ってみてた。
「…傷ついている誰かのために、ほかの子供まで傷つけてほしくありません。
私がここでこうして話したことで、娘の立場が悪くなるようなことはありますか?親は、いつもそれが怖くて、いろいろなことを言えないでいるんです。
わが子だけが可愛いんじゃない。今のやり方では、その子まで追い詰められてしまうと思います。本題はどこにあるんですか?」。
担任の先生は子供たちに信頼されています。私もある程度は信用できる人だと思っています。
でも、先生にとっては「仕事・上司・生活」なんですから、ね。
でも、大丈夫。
私たちには うちがあるからね。
実は 主人の仕事の「サクラ」としてだったけど、初めて お父ちゃんと山登りができて、子供達は本当に幸せそうでした。(だ~から!もっと子供たちにかっこいいとこ みせときなっての!)
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