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花の命は…

ほんとに短かった…weep

010

木の下で 畑仕事をして居りますと、ときおり はらりと桜の花びらが舞い降りてきます。

 三日で 散り初めとは さびしいのぉ…。

 今朝に比べて ずいぶんと新緑が鮮やかに のぞき始めて、もったいないような、生命力きらきらshineという感じでまぶしい様な…。

  このオオザクラも 以前より知られるようになって、毎年よその方が訪れるのですが、今年もひどかったですねぇ…down悲しくなっちゃいます。無礼な人が多くて…というか、普通の人が少なすぎて…。

 

 あいさつ一つせずに、いきなり車から降りたかと思うと 即座にファインダーから桜を見るんですね。自分の目ではほとんど見ないのです。不思議なことに…。

 で、人の土地だろうと 畑だろうと 神社の地所であろうと お構いなしに歩き回るのです。目線はずっとカメラの中だから、足元に種がまいてあろうが、畝がたてられていようが関係なし。

 

 情けない気持ちになりますよ、自分の親ほどの人に、

「…そこは参道ですから、車で入らないでください。」なんて云うのは。

 

 高度成長期の落し物で、しつけされなかった方なのか何なのかわかりませんが、思うに

テレビの旅番組の影響が大きいのではないでしょうか?

 

 「田舎の人は親切で、細かいことを気にしない。」

「よそから来た人に親切にお茶を入れて、うちに上げてくれる。」

「山では、どこも自由に歩いていい。」   なんていう、とんでもない勘違い。

  田舎であればある程、よその人には警戒します。山という見た目に関係なく、土地には持ち主というものが 必ず存在します。

 村の中では、皆が「素性」を知っているので、犯罪などはすこぶる起こりにくいです。

 勝手知ったる…という雰囲気に見えても、実は一線があって それを犯すようなことはしないで暮している。

 

 かなしいかな、多いのです。これからの山菜シーズンは。

 …何って・ドロボウさん。

 

 間違いなく、「よその人」の仕業なんですね~・これが…。

 

 干してあるゼンマイを筵ごと盗っていく・玄関先の鉢植え(石楠花が狙われる傾向大)を盗っていく・電動工具を盗っていく…ひどいのになると、人んちに生えてる植物を 掘り返して盗っていくのです。とほほ。うちもやられてます。

008

御宮様の桜です。

私らの集落を守ってくださるお宮さんの桜です。

どうして、お宮さんにお参りの一つもして、「桜を見せて下さい。」と お願いする心がないんでしょう?

 真夜中に獅子の稽古から帰ったら、うちの前に三脚たてて、黒ずくめの男が二人いるんですよ?一言もなしに。

 こんな人の撮る写真なんて たかが知れてる。

 謙虚な心を持たない人が どんなふうに技術を駆使しても、この桜の美しさなんて伝えられないと思う。

 

 時々、とても行儀のいい方が来られて、あいさつを交わして、いくらかの写真を撮っていかれます。

そういう方は、必ず、撮影の前後に桜をじっと肉眼で見つめていて、聞えよがしに「この電線 邪魔だよね!」とか、「この菜の花と 一緒に撮らなきゃね(おい!うちの畑の白菜の花だろが!勝手に入るな!)!」とか、さもプロでござい・みたいなことを言ったりしないんです。

  

「この辺で桜の名所って ほかにもあります?」という50代のご婦人。

 「ここ、祭りはいつ?獅子舞ある?」なんて無礼な親父たちもいます。

「…ありますよ、来るんだったら 花打って下さいね!」といいました。

 あなたたちが面白おかしく「日本の原風景」だと言って 写真を撮るために 獅子は回されるんじゃない。

 どんなに技術が進歩したって、やっぱりお米はお天道様に左右されるものだから、少しでもいいお米がとれますようにと 願いを込めて お獅子は回されるんです。

 

 それを踏まえた上で、お祭りに来られるなら それは構わない・です。

 特別、歓迎するというわけではありません。

だって、此処のお祭りは観光用ではないんです。

 

 中学生の甥っ子が、毎日腰を二つ折りにして 重い獅子頭を回す稽古に励んでいます。

 長い時間、太鼓をたたく背中は なんとなく男らしいし、そのあとの酒を酌み交わす様子はとても素敵です。

 

 男の世界ですねぇ。

 男女共同参画なんてちゃんちゃら おかしい。

 

 男どもが酔っ払って はっちゃけて、女衆は 笑って台所に詰めてお客様をもてなす。

 

 男衆は、「女っちゅうのは、よくまあ、あれだけ食うもんや!」と笑い、女衆は、「まあた・よくまあ、あれだけ飲むわいね!お茶ならあんなにのめんのに!」と笑う。

 

 お互い、かっこいいと思っているから。

 

 こんなお祭りの空気が あとどれくらい続くかはわからないけれど、どうぞ、のぞいてみたいという方は、そこのところを踏み荒らさずに、あくまで「自分は外野だ。」ということを踏まえた上で いらして下さい。

 いいやつそうだ・と思えば きっと、酔っぱらいが座敷に上げてくれます。

 私も、自慢の激辛花ワサビで おもてなし致します。

 

003

 昨年の春でした。

父ほどの年齢の男性とその奥様がいらして、座敷から桜を眺める私に

「すみません、桜を見させて下さい。」と。

 「ええ、どうぞ ごゆっくり。こちらから見られてもいいですよ。…桜がお好きなんですか?」と聞きましたら、

 「いや、一本桜が好きなんです。」・と。

 

 素敵でした。

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コメント

我が家の近所の家々の角には、
ペットボトルに水を入れたものが
林立しています。
なんでも野良犬野良猫が、排泄するのを
防げる…というのですけれどね…。
ここに住んで10年以上経つけど、
野良猫を見たのは一匹だけ、
野良犬は一匹もみたことがない…。
つまり「飼い主」つきの動物のため、
なんですよね。悲しいですよねぇ。
我が家は角地なので、持って行かれるより
置いていかれるほうが多いです。
空き缶、ペットボトル、お菓子の袋、
タバコの吸殻、いらなくなった本…。

ごくアタリマエのことを教わっていない、
それがどんなに恥ずかしく、
また生きていくうえで大損するか、
わかっていないんですよね。
しっぺ返しがきても、うらむんでしょ。
最後まで気がつかない人もいるかもです。
もったいない人生ですね。

投稿: とんぼ | 2009年4月11日 (土) 23時46分

とんぼさまcherryblossom

 息切れしながら笛を吹いてきましたsweat01でも、ほんとに楽しい!!

 ばかばかしいような気もしつつ、「無礼」な人には、必ず大きな声で「こんにちは!」といいます。そうしないと余計に伝わらないので…。

 たまりませんね、「置き土産」なんて!そういうことする人に限って、自分に同じことされたら怒り狂うんでしょうね~dash

 恥を知らないって、罪深いことなんですね。
 祇園が「一見さんお断り」なのがよくわかります。

投稿: ゆん | 2009年4月12日 (日) 22時22分

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