« 雨です。 | トップページ | お雛様ですね。 »

春のひとこま

013_2 通称「水神さま」に、早い春の刺激「センナ」を求めてやってまいりました。

「センナ」とは、ワサビの花のことで、つぼみのうちに摘み取り、熱湯を回しかけ、密閉容器に入れて振りまくると、花粉症の人も鼻がすっきりの刺激的なお菜となるものです。

この、水神さまのセンナがこの集落で一番早くて立派なので、ここの爺ちゃん・婆ちゃんに頼んで分けてもらいます。

うちのセンナがいい頃には、ここのは終わっているので、その時にお返しをします。皆で分けっこです。

024 真剣です。

お遣物にするので、少しでもおいしそうなものを選びます。

茎が太くて、でも柔らかいもの。つぼみがたっぷりで、かつ、開いていないもの。

本当に「時期のもの」なので、山に暮らす人にも貴重な菜です。

なんといっても、これは辛くならないと食べられたもんじゃないので、うまく作れないといけない。失敗したらもったいないです。

ちなみに私、豪語しまっせ。うまいんです。センナを、「涙が出るほどに旨く作る」のが。

きっと、毎日怒ってannoyばっかしだから、センナも辛くなるんでしょう!はっはっはhappy02

「手を嫌う」と言って、どんなに頑張っても辛くならない方もいらっしゃいます。ありますね、そういうの。梅が赤くならない・とか。

025 末っ子もお手伝い。

「おかあちゃん、これ?」

「そう。でもね、もっと根元から摘んでね。もったいないから。」とかなんとか言いながら、せっせと摘み取ります。

ワサビの花は、とてもかわいらしい。

小さな真っ白のお花が花束のようになって咲きます。

茎や葉っぱが鮮やかな緑なので、お花の白が引き立ちます。

017 しかして、子供はすぐ飽きる。

というより、気になるものが、春の田んぼにはたくさんあって、もうウキウキnote

苦手な方・ごめんなさい。

「田んぼのタピオカ」。カエルの卵ですじゃ~~!!

山ほどありますが、山ほど食べられます。鳥が、常に上空から狙ってる。狸もこれが大好物。

 何で、子供って、何かっていうと大爆笑なんでしょうねhappy02「カエルの卵や!」と言っては笑い転げ、「ゲンゴロウや!」と言ってはそっくりかえって笑い…。

あんたたちの笑ってる姿のほうがよっぽど可笑しいけどcoldsweats01

047 ちらほら咲き始めた梅に誘われて、土手に向かったら、もっと嬉しいpresentが!

「アサツキ」です。

富山では、ホタルイカを和えるのがごくありきたりな食べ方ですが、私は、アサツキだけで酢味噌和えにすることも多いです。

この香りと歯ごたえは、「まついか(ホタルイカの意)の引き立て役に身を落としては 惜しい!」と思うから。

スーパーに売ってるミニヨンだか細ネギだかと変わりない、あんなのとは(生産農家の方、ごめんなさい!)まったく異なるものです。

055

こんな風に、掘り起こして、土を落とし、根っこをきれいにして、ゆでてみると、半分以下になります。

手間はかかりますが、それだけの価値のあるおいしさです。

なんとも言えない香り。

058

夜は宴会だったので、「初物」の酢味噌和えで皆うれしくなりましたよhappy01

春が早すぎて、ちょっと違和感はあるものの。

056 フキノトウは盛りです。

こうなると、あまり食べようという気にならないから贅沢ですsweat01

蕗味噌は時々作りますが、「すぐ食べたい!」という時に、即できる・というわけじゃないのが難点。私は、細かく刻んだものを水にさらさないといやなのです。

おいしいですが、実家辺りに生えているものとは灰汁の強さがケタ違い。丁寧に拵えないと舌がしびれるほど。

冬の間の毒だしに食べる、たいせつな花です。

042  水神さまの水は、いつも冷たすぎないので、子供たちが大好き。

暖かい季節には、その辺の蕗の葉っぱで 水のみを作って、うれしそうに飲みます。

来月の春祭りには、この祠の前で獅子を回します。

はたして、末っ子は無事、獅子打ちデビューできるのでしょうか?ああ・恐ろしいshock想像しただけで 背中におかしな汗が流れるようです…sweat02

057 一年なんて、ほんと・あっという間です。

確か、去年の今頃、「来春には、末っ子が獅子打ちか。ま、一年先だしね。」なんてタカをくくっていたものが!!!

うう。

 春になったな・と思うのは、履物が重く感じる時かも。

爪皮がついた防寒下駄がなんだか大仰で気恥ずかしくなってきたのです。別珍の足袋ももう、ちょっと・うっとうしいですね~。

でも、今朝は雪がうっすらと山を覆っていたほどなので、許してもらおう(誰に?)と思い、せめて、色味は春らしく、薄桃色を選びました。

 そして、下駄はこれにしました。

060

履いて出たけど、もう、指先に冷たさは感じませんでした。

春なんですねぇ…bud

|

« 雨です。 | トップページ | お雛様ですね。 »

くらしのこと」カテゴリの記事

コメント

山笑う、は春の季語ですが、
ゲタ微笑むってのも加えてほしいなぁ。

こちらは春の行ったりきたりがひどくて、
明日の夜は雪ですと。
緑のいろがまだちょっと春一歩手前です。
でも我が家のふきのとうは、
すっかり「トウがたって」しまいました。
ご近所のミモザはすっかり終わっちゃって
いつもよりずっと早くしらっちゃけたし、
アジサイの新芽が今から伸びとる。
自然って、ほんとに自然なんですね。
そのときにそのように、正直に。

かえるさんの山ほどの卵は
大部分たべられること前提、
すごい悟りのような気がします。
水神様は龍様かな水蛇様かな。
子供たちにいつも優しいお水を与えて、
一緒に春を待っておられるのかな。

一枚目の写真の道、母のイナカの道を
思い出します。村の鎮守様への登り道。
小さなお宮さんだけど、こんもり
木があって、鳥居が木の葉に隠れてて、
鳥が鳴いてて、木々の間から空が見えて。
のんびりたずねてみたいです。
優しい写真をありがとう。

投稿: とんぼ | 2009年3月 2日 (月) 21時18分

shineとんぼさまribbon

 おはようございます!今日はお雛様ですねheart04

 このお散歩を楽しんだ翌日から、ぎゅうっと冷え込んで、家じゅう咳き込んでおりますshock草花もあわてていると思います。

 水神さまは竜神さんです。子供たちは、ここへ来ると必ず「水神さま・どーぞ!」と祠の中の水神さまの浮彫にお水をかけて喜んでます。のどかなもんです。

 この道、とっても気持ちがいいんです。草も土も柔らかで、足の裏が喜びますよhappy01私のお気に入りの場所です。

 卵で喰われ、おタマとなってもさらに狙われ、蛙となってもまたまたやられ…。そんな中で、夏の夜の凄まじいほどの蛙の声を聞くと、なんとたくましいことかと感心してしまいます。繰り返してるなぁ!って。

あ!フキノトウの茎を佃煮にされたことありますか?なかなかおいしいですよdelicious

こちらこそ、いつも優しいお心遣いをいただいてありがとうございますheart02できそうなことからぼちぼちとやっていこうと思います

投稿: ゆん | 2009年3月 3日 (火) 08時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/398731/28436755

この記事へのトラックバック一覧です: 春のひとこま:

« 雨です。 | トップページ | お雛様ですね。 »