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あこがれのおとなのひと

今朝、次女の「インフルエンザ・登校許可書」に判をいただくべく、病院に行きました。

 最近行くようになった病院hospitalで、養護学校も隣接されているようです(かなり昔からあるようですが、地理的なこともありまして、私は知らなかった~~!馬鹿だった!)。

 今日の先生は、はじめて見ていただく方でした。

 第一印象から「…あれ?」。

 がっちりとした体格。知的な顔立ち。子供とやり取りしながら、そのまま、保護者に説明ができてしまっている、その巧みな話術。柔和な物腰…。

涙が出そうになりました。

 この先生は、昔、私がおかっぱ頭でミソっ歯だったころ、よく居られたタイプのお医者さんや学校の先生の様子なんだ!!って。

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 子供だった私が、「おとなのひとっていうのはえらいもの」と信じて疑わなかった、その大人なんだ!

人見知りなことの多い次女もすっかり先生が好きになっています。

 たったの数分なのに、「先生はあなたの話を聞いていますよ。」と、娘に伝えることができてしまう先生。

 支払いを待つ間、次女はなんだか嬉しそうな様子でした。

 そのあと、売店に寄りました。

前回初めて入ったのですが、面白いおっちゃんがおられて、次女は気に入ったようなのです。

「あ。嬢ちゃん治ったか?」とおっちゃん。

今日は、「おっちゃん、そろばん苦手でなァ。譲ちゃん、この電卓打ってくれるか?」。

 娘はうれしそうに、人差し指で電卓を打ち始めました。

「398円…273円…。」というところで、おっちゃんは「おお。273円かい。そりゃ、二上山の高さやのう!嬢ちゃん、西(富山は東西に分けられています)のもんでないで、二上山知らんかな?’ふたなみさん’ゆうて、おぼえるがよ。ふたなみさん。」と。

 懐かしい山の名前にうれしくなりました。

私の母校はその山のふもとにありまして、今じゃ4年制大学に吸収されてしまったけれど「二上の短大」なんて呼び方もしたのです。

 ふとした会話の端っこに、こんな知恵やうんちくを挟んで子どもに聞かせてくれる大人。

 ああ、このおっちゃんも「おとなのひと」やなァ。

 古い、小さな購買部。

 一見・八百屋さん風のおっちゃんは、レジ袋を断る次女に、割り箸と森の話をさっとひと語りして、頭をなでてくれました。

「傾かんように入れられよ(入れるんだよ)。」と一言添えて。

 

 人の、根っこからの優しさは、心にしみ込んで、ひろがります。

 車の中で、次女は、「今日はレジ打たせてもらった~~notes」とうれしそうでした。

 私も、「大人の人」になりたい。

子供のためにも、自分のためにも、ほんの少しの時間を割くことを惜しまない、本当の大人になりたい。

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うちに帰って、座敷のお雛さんに「ただいま」を言いました。

 お雛さんは、娘の健やかな成長や、良縁を願って・・・なんて言うけれど、現実に娘を持って、お雛さんを眺めていると、とにかく、育ててもらえたことへのありがたさと重さで胸が埋め尽くされてくる。

 母の日や敬老の日なんて わざわざ決めなくたって、こうして節目節目の行事のたびに、必ず付いて回るのが、親への、そして周りの人へのありがたみなんだと、このごろ思うのです。

 このところ、自分の心が荒れていて、周りの人から傷つけられているように思い込みがちでした。

 違ったんです。傷つけていたのは自分の方です。ひねくれて・物事を受け止めようとしていたんです。

 仕事の夢を見て、「はい!!」って返事をしながら飛び起きたり(笑)、きついことを言われたその時には流しておいたのに、後で「ああ・そういう意味だったのかdown」と、落ち込みなおしてみたり。

娘にやさしいまなざしを向けてくれた先生とおっちゃん。

まっすぐに優しさを受け止めて、幸せそうな娘。

 私は、こんな素直な気持ちが欠けていたなあ。

お雛さんが、きれいでかわいらしいのは、「ここにこうして座っているのが私なのよ。」って、わかっているからなのかも知れないな・・・。

 バイトをさせてもらって、世の中のスピードや、言葉の違いにものすごい衝撃を受けて、私は自分の足もとが見えなくなっていたようです。

 大袈裟ではなくて、本当に、「今・現在」というものが、私の毎日とは、まったく異なるスピードで走っているってわかりました。

 よく考えたら、結婚前も いわゆる伝統工芸の職人で、ぜんまい式の時計のような速度の世界だったし、平均年齢59歳って仕事場だったしなァ。

 イノシシや鶏と会話している私が、突然 足組んで・肘付いたまま、口紅だらけのスプーンで彼とピラフを半分こして食べてる(せめて、たばこは食後にしてください。吸いながら食べても味って分かるのかな?)嫁入り前の娘さんをカウンター越しに見る生活になったんだから・まあ、カルチャーショックだと許してやってくださいcoldsweats01

 

 

  今日は、本当にいい日でした。

きっと、どこかで誰かが私を応援してくれていて、その思いがこれまた誰かに通じて、こういうめぐりあわせの日になったんだなshine(突然、メルヘンの世界の住人になる私)。

 私が幸せな気持ちになった分、どこかで落ち込みそうになってるにも、いいことがあるといいな。

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かわいいでしょ。小さいおひな壇heart02

 

 

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