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あのころは…。

ああ!ブログ更新しとる場合か!

午後から、子供たちの「定期健診」だというに!!

 でも、書く!

 いつもお世話になっている・とんぼさんのブログで、

「イマドキの振袖」について書かれてありまして。

 カタログを見てびっくり!!

 

フリフリなのもそうだけど、何と奥行きのない色柄!生地!

大体、その「ゴス」柄に合わせた髪型~。

可愛いんだけど、整髪料がきものに付いてしまふ~sweat01

 

でね。高い。

あの着物に¥250,000払うなら、私は、古着やさんでしっかりしたの探して、¥450,000はたく方がよかです~~crying

なんで、あンなにぺらぺらなの~~?やっぱ。日本のおかいこさんは素晴らしいのね~shine

 

     で?

今、私が思い描く「しっかりした」振袖って?

 

え~~っとね。まず、縮緬の古典柄~。加賀は苦手なので~、京友禅で~。

長女は色白ぽっちゃりサンだから、花橘のかわいいので~…。

 

…ん?

 私は、はた・となりました。

   私が着た、あの振袖は…。

   確か、ほとんど無地だったような…。

 

 ヘンコもんで、成人式には振袖を拒否しました。(数年前に、姉が振袖を作ってもらっていたのですが、あまりのどぎつさに食傷となり、しかも、当時両親が経済的に苦しく、祖父母が誂え、近所中に触れ回ったのを知っていたshockうんざり・・という感しかなかった。)

 

 で、シルクのサリーを買ってもらって、それを、それを卒業式にも活用coldsweats01

 

 おたおたしつつ、アルバムを探しました。

006

 

 ああ…。やっぱり…。

 このへんの言葉で、「ばあちゃん姉ちゃん」なんて言いますが、当時私は27歳目前。

「トウが立っている」状態だったわけで、まあ、もともと地味~~なのが好きなこともあって、父が見立ててくれたのでした(祖母が姉に着せた物凄い着物への反動もあったのかも)。

袂に、平安朝の殿と姫が描かれてあるのですが、この写真では判りませんねsweat01

 で、東南アジア女だった私に、母がタイシルクの小物を選んでくれました。伊達衿も、帯揚げも、帯締めも、ぜ~~んぶ、タイシルク。大好きな金茶ベースで…。

 黒地ではありません。うまく言えないけど、紫を感じる、深い深い焦げ茶色に墨色を混ぜたような…。

 今、こうして見ると「まあぁあっsign03なんて…地味な…。」。

 でも、あのころの私には、最高の色柄だったし、本当に両親の思いがこもってて、大切な振袖です。

 「結婚はしないんじゃないか」と、心配していた父は、私が「結婚しようと思うんですが。で、振袖っちゅーモンを着てみたいです。」といったとき、一瞬ぼんやりしてから、「じゃあ、今すぐいくぞ!」とポーチをつかんで立ちあがりました。

 母に着付けはほんとに楽ちんで、「いっつも、福良雀でえぇのん?」と、必ず聞きながら、帯を結んでくれました。

「うん、福良雀大好き。変なことしたら、帯がかわいそうやし。」

「そや。女の子生まれたら、また使えるよって、傷まんのが一番やな。」

「・・でも、一回、後見してほしいな~。」

「ぺったんこやで?(見るからに嫌そう)」

 

 髪はいつも自分でしてました。

美容院って苦手で…。スプレー臭いもん!

 008

富山名物、巨大なかまぼこが並ぶ、結納品の数々。(・・・といっても・並より地味です。宝船もないし。)

 私が、娘たちに着てほしい振袖と、彼女たちが選ぶ振袖は・きっと異なる。

 でも、幼いうちに、わずかでもいいものを見たことがあれば、「使い捨て」の振袖を選ぶようなことにはならないだろうな。

 「こちらのお振袖は、ご結婚後には袂を切って、色留めにできるんですよ!」と営業の男性が力説していたけど、だれが落としますかいなban

(私の友人は、長男誕生後二人目に恵まれず、10年後、気合を入れて振袖の袂を落とした。翌年、長女誕生!落ち込んでいたので、「厄落としになったんだよ!」となぐさめてはみたけど、やっぱ・がっくりくるよね~down

 振り返って、「ああ、こうしておけばよかった・ああして着ておけばよかった!」ってことは多いですcrying

 ものを知らないって、不幸なこっちゃな~・って。

 でも、この長い袂には、いろんな思いが詰まってて、それをひらりとなびかせて、

娘さんだった私は、住み慣れた家を後にして。(長い袂やベールにはいろんなものが隠されているのか?)

 おかげさんで、今、とても幸せです。とーちゃん、かーちゃん、ありがとう。

 

 しかして! 悔やんでいるもの。

one10代のうちに「舞妓さんコスプレ」しとかなかったこと(どっかのサイトで60台女性が舞妓さんしてらした。あの白粉って、くたびれた肌にはまったくなじまないのね!!絶対するまいって悟ったわ!)。

two真っ赤な内掛けを着ておかなかったこと。(当時の私は、黒のお引きで頭がいっぱいでしたの。赤なんて、絶対に合わないと思ってたし!)

threeお道具の「共帯」。落ち着いた流水紋のを選んでいたのに、仕上がったものは「菊と流水」だった!呉服屋いわく、「お若いのにあんな地味ではいけないと思って、変えておきましたの。」!!!

 「馬鹿野郎!縁起でもない!若いうちにこれを締めろとでもいうんかい!私はあれが気に入ってたんだよ!」・・・と、言えなかったこと。(親の手前)

 他にもいろいろ出てきそうだけど、この辺にしておこう。

 そういえば、子供のころ、十二単で結婚式を挙げたいと本気で思っておりました。

でも、芸能人のそういった姿を見ると、「なんか、安っぽい生地だなあ。やっぱ、皇室の方しか、まともなものはないのか?」と思い、冷めてしまいました。

 顔がでかいから、似合うかなって思ってたんだけどcoldsweats01

 わかりもしない素人の私だけど、やっぱり着物は、いい生地で、手縫いがいい。

 上げてても、おろしてても、やっぱり、自然な髪の色で、その人なりのつややかさがあるのがいいな。

 袂や帯が少し揺れるのは素敵だけど、髪がやたら揺れるのはうるさい気がする。

 静と動が混在する、着物の美しさ。さじ加減で、随分感じが変わるんでしょうね。

 そうそう!七五三の晴れ着は、厚ぼったいくらいの赤さが好き。子供の体温に負けないくらいの赤。かんざしや帯飾りが揺れてる姿のかわいらしいこと!

 気張って「仁王立ちの紋付き袴」のりりしいこと!

 人生の節目節目には、着物の姿であってほしい。

せっかく、ここに生まれついたんだから。

009

          〈結納の後、母と。〉

 

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