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わが道を行くってことは…。

 …時々切ない。

006_2    ほてい草の花がポツリポツリ咲いていますshine

 恐ろしい繁殖力で、あれよあれよという間に、オタマジャクシが卒業していった「お玉池」を占領 。

 

  昨日は、言わずと知れた「年金受給日」。

振りこめ詐欺撲滅はなかなか難しいようで、昨日も被害の届けがあったそうです。

 これほどやかましく啓蒙していても、いざ、「その時」となったら、前後不覚に陥ってしまうのでしょう。

  それほど、お年寄りは、一人で過ごしてるってことなんでしょうか。(お年寄りだけが被害に遭ってるわけじゃないようだけど。)

 

 株にしてもそうだけど、何で、「自分が働いた」分以外の報酬を求めるのかが解らない。

 

 ないよりいいけど、必要以上には欲しいと思わないんです。毎日ごはん食べて、あったかいお布団で眠れる生活してるから。

 高級じゃないけど、「今日は何着ようかな~?」って、悩めるほどの着るものもある。

 格差は確実に拡がってるけど、「経済的には」日本人の大部分は贅沢もできてるんじゃないかと思う。

 

 

 で、話があさって行っちゃったので、本題にsweat01

 

 義母の通帳のつけ上げ等に、いつもの郵便局へ。

 今日は珍しく大盛況で、私は「サンタさんからお手紙が届きます」だの、「いろどり年賀状(これ、いい感じでした。薄い地色で染めたはがき!鶯と薄桃の二色)」だののリーフレットなんかを暇にまかせて眺めておりました。

 

 

そこへ、保育園で時々お会いする、若々しいおばあちゃん(美人でお金持ち)が来局。

 お隣に来られまして、にぎやかにお話をはじめたとさ。

 元々、好印象を抱いていたので、ハイ・ハイ・と頷いておりました。

「着物を着るのって、私たちが洋服着るのと同じ感覚?ササっと着られるの?」

「ハイ、さかさかっと(笑)」

「私ね、好きだったのよ。でも、子どもを抱っこした着物をたんすにしまっておいたら、汚れに虫が食ってね、結局、プロに頼んで暖簾やらバッグやらにして。大好きなつけ下げでね。」

「着物も幸せですね。」

 

 「私ね、好きだったのよ。今でも着られたらいいけど、田んぼで苦労してるし、一生けん命頑張ってね。着物なんて着てられないわ。若い時は、そうやって着飾ったのよ。今は、そんな風に着飾ったりはできないわね。目立たぬようにしているのよ。」

            

       …じわッ。いやな展開。

 「若い時の栄光を、暖簾にして眺めてるの。でも、駄目ね、日が当って色が変わってしまって。」

「焼けますね、どうしても。」

「でも、いいの。私の若い時の大切な思い出だから。」

001 ぁぁ・・・。いったい何…?

「着飾る」って?

「目立ちたい」って?

 

 タダの、思い出話をしてるだけなのか?

 それとも、「私が若い時の着姿はスンバらしかったのよ!あんたとは基本がちがうのよ!」・・・とでもいいたかったのか?

 

 まあ、少々私の受け取り方がひがんでるのかな。そうかも。

 でも。きもの好きをアピールするなら、正絹(縦横絹でも虫って喰うの?)のつけ下げ暖簾を陽の差すところに掛けるとか、木綿着てるやつに「着飾ってる」とか言わない方が知的だと思う。

「あなたの車、いい色ね。私の大好きな黄色。」

「あ、はい…。」

 お米を親戚に送るため、郵便局の米袋が欲しかったのですが、残念ながら品切れ。

「ああ、もうないわよね。私は9月の終りに大急ぎで送ったから、もらえたの。」

「はあ。早稲…ですか?」

「ううん。コシヒカリ。内で乾燥機かけるから。一生懸命頑張ってね。農協に持っていくと、待ち時間がかかるでしょ。その暇惜しんで頑張ってるのよ。」

    あわあわあわ・・・・・・。いったいどうしよう。この人、何が言いたいんだろう。

「じゃ、お先に。」

「はい、お気をつけて。」

  ああ、なんだか疲れた。しかも、小一時間も訊いていた。

 由岐さおり張りの笑顔の美しい奥様。一緒に「赤とんぼ」でも歌えばよかった。

 

 ひがんで受けることなく、「着物・ちょっと昔の話」の語りだと思っておけばいい。

…んだけどね。

 人は裸じゃ暮らせない。だから、衣服をまとう。どうせ何かを着るのなら、好きなものを着たい。

 

 だから、私は着物を着ているのだ。好きじゃないものを着たくないのだ。

失礼のない範囲で、好きな着物を着ているのだ。

  でも、どうしても、難しいことをいう人がいる。

着物を着続ける限り、避けられないオプションみたいなもんかなぁ。

 

 あの奥様。着たいなら着ればいいだけのことを、破れない。

色白で、上品だから、とってもきれいだろうと思うんだ。柔らかものを着たら。

 朝から晩まで田んぼにいるわけじゃない。目立つのがこわいなら家で着て楽しめばいい。

 

 いつ、はかなくなってしまうかわからないのに。今着ないで、いつになったら着られるの?

 体が自由に動くうちに、好きな着物を着たらいいのに。もったいない。着物たちは箪笥でじっと待ってるのに。

 

 数年前、義母が、「もう、着物は着られんで、全部上げるちゃ。あたしが生きとるうちに、着て見せて。」と、黒紋付き以外のすべての着物をくれた。

 次男が結婚した年のことだった。

義母にとっては、「これで、もう黒留を着ることもない。」と、区切りがついたのではなかったかと思う。

 

 そして、連れ合いを見送る時のための黒紋付きだけを大切にしまっている。

 

 とってもおしゃれ好きな義母は、いつも病院に行く時は、よそいきに着替える。私は彼女のそこが大好き。

 

 どんなに時間がかかっても、何とかボタンをとめて、マニキュアも塗って。

  「忙しくて、着物なんて着てられないわ!」・・・というのは構わないけど、それを理由に他人を責めるような人には、義母の姿を見せてやりたいといつも思う。

 義母は、ハマっこで、しかもド派手が大好きな人だったらしい。

 この山に嫁いできたとき、きっといろいろ言われたろうと思う。(現に、彼女のモンペの端切れなどは、ど~~考えても娘さんの色柄だ!)

だから、着物を着る私をいつもかばってくれる。褒めてくれる。

 おしゃれは死ぬまで楽しむと思う。そうじゃなきゃおかあさんじゃない!

 

私も、人にイケズ言われても、笑っていなせるほどの、粋なおばあちゃんになりたい。004

★゜・。。注意。。・゜☆

 画像は、本文とは全く関係ありません。

御宮さんの階段で御滑りを楽しむ(あまりの楽しさによだれが垂れてしまう…sweat02)末っ子の図。

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きもののこと」カテゴリの記事

コメント

なーに、悩むことはないですよ、
カンタンな話し、「ね・た・み」、それだけ。
持ってるなら着ればいい、着たきゃきればいい、
それができない、しようとしない、
お金持ちかしらんけど、着物着るのは
それが絹ものなら金かかる、
それにお金使うのが惜しいんでしょうよ。
ついでに起用と思えば着られる状況にあるのに
自分は着物を着ていない、
若いもんに、先越されてる気がするのよ。
だから持ってる、持ってた、っていうんだわよ。
はでだからのれんにした?
羽織にしても帯にしても、染め替えても、
だれかにそのままあげても、
着物は生かせるんですよ。
それをしなかったから惜しくて悔しいんですよ。
目立たないようにしてる?
そりゃウソで目立ちたいけどもうできないのよ
勇気がないのね、自分の好きにできない。

きにしなさんな、全部アンタにあげる、
といったお義母さんのほうが、
よっぽど着物を愛してるし、価値もわかってるし
自分がするべきこともわかってる。

投稿: とんぼ | 2008年10月16日 (木) 19時55分

とんぼさま

こんばんは~night

アツい励まし、ありがとうございます!!

なんかね、悲しいです。ほんとは好きなのに、いじけて変な方向にいってる人を見ると。

せっかく、好きなものを着られる世の中に生まれてきたのにね・と。

 古いものの中に、いい生地のモンペを見つけると、勝手にしみじみしてしまうんです。「ああ、この着物を刻むのはつらかったろうな。ずっと着物としておいて、伝えたかったろうに。」なんて。

「きれいだった自分」が着た着物を、自分のエゴで刻んでしまったんじゃないか、なんて穿った見方をしてしまいました(私って怖い!)。


「黒礼装」の話も然り、ですけど、「許せない」のってしんどいことですね。

投稿: ゆん | 2008年10月16日 (木) 22時34分

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