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方言。

「宮沢りえさんの京都弁」

 …に強い違和感を抱いているのは私だけじゃなかったのね、

と、とんぼさんのブログを読んでなぜか安心。

 りえさんの美しい着姿にうっとりなんだけど、あの「京ことば」は

大変ツライ。(私の身内は関西系多し)

 いっそのこと、「お茶に狂ってる京都の男の下に押し掛けた東おんな」という設定にしてくれれば、

  「幸せねえ、色男は~paperimpact」・・・なんて、つっこんでみたりもするんだけど。

 

 で、方言。

 私は京都・大阪と富山のまぜこぜの中で育ったので、ちっとばかり

アクセントに不備がありまして、「他人の間違い」に厳しい田舎の子供たちにとっては、突っ込みどころ満載でした。(おしゃべりなのが、これまたいけない。鳴かずば打たれまいに。)

 

 ・・で、ふだんは「どちらでもない」テレビの発音を使うようになりました。

 

  それが、子どもを持ってから、さびしいと感じるようになったのです。

  富山は、全国的には影が薄いのですが、実は大変に「方言」の豊かなところです。

昔、「完全無欠のロックンローラー」という歌の中で

               「おれの女になにすんが~。」(何するんだよ~・の意)

 …てセリフがあったんですが、発音が妙だったので、富山弁だとは気がつきませんでした。

   実家のあたりと、今住む山では、富山弁でも、かなり差があります。

で、小さな子が、「そこの高(たか)に、鳥おったよ~。」・・なんていうのを聞いて、

    訛りって、いい。「そこの上の方に鳥がいたよ。」っていうより、ずっといい。と。

 

   娘が三味線を始めた時、さらに驚いたのが、「おわら」でした。

八尾の方には申し訳ないのですが、私は、この唄のよさが、さ~~~っぱりわからなかった。

 青筋立てて、絞殺される寸前のトリのように歌い始めるのも、三味線の音がなんだか勇ましいのも、男衆だけが羽二重で、女衆がぺらっぺらの綿コーマの浴衣に、袷の共帯なのも違和感が付きまとって、嫌いだったのです。(第一、9月のお祭りで浴衣はないだろう!とも。)

   娘のお師匠さんの勧めで、「古おわら」を聞いて、心底驚きました。

 

 三味線は、やさしい細棹の音。歌いだしは低く、す~っと上って高音に、なめらかに入っていく。

   何といっても、その「ことば」が違うのです。

 八尾に生まれ育った人だけの、「富山弁」なのです。

   《うたわれよ ~~~、わしゃ、はやす~》・・・が、まったく違うのでした。

 「うたわれよ」は、「うたいなさいよ」といった意味合いなんですが、私が耳にしていた「おわら」の発音だと、

 「うたいたまえ」に聞こえていたんです。

 

 …が、昔の人のそれは、やわやわと「うたいなさいよ~」と語りかけてくる。

  「加賀では白山」も、そう。富山弁なら「かがぁ」と、「が」が強いのですが、テレビ世代バージョンは、はじめの「か」が強い。なんだか冷たい。

言葉の発し方が強いと、歌そのものが勇ましくなってしまう。

三味線も、津軽のように勇ましく変わったのではないかしらん。(テレビの影響?)

  私は専門家じゃないから、よくわからないけど、この、「古おわら」の雰囲気が消えてしまうのはもったいないと思った。

 その土地だけの流れがあるのに。風や、水や、人の心の。

 

  で、ちょっと昔の書き物に、

    「絽縮緬の単衣」で踊る女性について

 ・・・の記載があって、想像しただけで

ほえ~・・っとため息が出てしまいました。ゆったりと、あでやかだったのかしら、なんて。

 

  戦後、モノがなくて、やっと揃えた浴衣に、どこの家にもある共帯をしめたのだろうけど、

男性陣は、その後、立派な羽二重を誂えているようだから、あれほどに人が集まる踊りなら、そこそこの単衣で踊ってはどうかと思いますが。

  少なくとも、「12月」の富山駅コンコースで、そのまんまの浴衣で観光客にアピール!というのだけはやめてほしい。

 雪もちらつこうかという冬に、綿コーマはショックが大きすぎます・・・・。

     

    そして、「おわら」。

 その発音は、「お・わ・ら」の一本調子です。

   テレビで耳にする、あのおぞましい「おdowndownら」ではありません。

 

  「ねぶた」が「ねぷた」に直っていったように、「おわら」も直ってくれるかな。

  方言はもとより、その名をたがえるのは無礼やねか~~~!

 

 ・・と、今日も取りとめのない無駄話。

 でもね、「これが私の国ことば」・と断言できる言葉がない私には、大切な問題だと思うのです。

  「そーながいぜ~(そうなのよ~)!」「そんながけ~(そうなんですか~)!」

土地の言葉っちゃ~、えらいもんながいよ~!おぼえとかれか~~~!smile

 

 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

お国言葉、お国訛り、方言というよりも
いい言葉ですね。

私は盆踊りも踊れない「無芸」でして…。
それでも見るのは好き。
今頃になると、日本のあちこちの踊りや
お祭りをテレビでやるでしょ。
楽しみなんよ。
おわらもいいねぇ、静かでゆったり。
私が衣装的に好きなのは「西馬音内」の
盆踊りの端縫い衣装。
あれは実物を見に行きたいと思ってます。
「土地」というのは、昔はそこを
離れないのが当然だったから、
ずっとそのまま残ってきたのよね。
言葉も習慣も踊りも…。
ヨコハマなんて、いまやファッションの町
エキゾチックな港町…なんていってるけど
60年前は、桜木町の駅前は
「しんちゅーぐん」の滑走路だった…。
150年前は漁村だよ。
「今日はいっぺぇ釣れたじゃーん」
だったのかなぁ。

投稿: とんぼ | 2008年8月 6日 (水) 05時21分

とんぼさま
 おはようございます!
 コメントありがとうございます。

 そちらは、大変な空模様だったのでは?皆さんご無事でしょうか。


 おわらは、実は生で見たことがありません、「行く所じゃないよ。」って。混雑がひどすぎるからbearing

 普段から、風情のある「旧町」はとっても狭いので、おわらの間なんて想像しただけで…dash


 西馬音内、踊りとお囃子の意外性が素敵ですね~!男女とも、衣装が独特の雰囲気を醸してます!!みてみたい!


 でも、おわらと同じく、観光客のマナーが悪いと嘆いている声も聞きますね。

 編みがさの真下にカメラ突っ込んでフラッシュ撮影なんて!!野暮の極みですpout

投稿: ゆん | 2008年8月 6日 (水) 06時06分

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