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生協のカタログにも入ってくるのです、「大B反市」。

 

  これを見るたび必ず思い出すのが、実家の母の一言。

          「B反では、身ィ守られへん。」

 年の離れた、大阪のいとこがお嫁に行く時、彼女の親はお道具をすべてB反で持たせたのです。

 その話を聞いた時、母が静かに、しかしきっぱりと言い放ったのが、先のセリフ。

 当時・高校1年生。しかも着物なんて現実味のない題材ですから、私にはその意味がさっぱりわかりませんでした。

 少し大人になってから、母がポツリポツリと「昔話」をしてくれて、それらをつなぎ合わせていって初めて、あのセリフは飲み込めました。

 母は、生活のため、持ってきた着物をすべて質に入れていたのでした。

 手元に残ったのはウールのアンサンブル位。黒紋付以外の柔らかいものはすべて質種に取られたのです。

 いいものさえ、二束三文で買いたたかれた母。それでも私たちのために、いくらかのお金にはなった。もしあれがB反だったら?

 身ィは守れなかったはずです。

 着物と女にはいろいろなかかわり方があります。

 そして、着物を質に入れるに至った原因ともいうべき祖母との確執は、新しい黒留めを作った今でも続いております・・・・・。typhoon

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きもののこと」カテゴリの記事

コメント

母の着物は、質に入ったものと、
田舎の姪に行ったものとで、若いころのものは、
私にはきませんでした。
女と着物って、着物の寿命が長いから、
いろいろドラマもうまれるんですよね。
「タカシマヤ」で作ったスーツ、じゃ
「去年のデザインだし、サイズあわなくなったし
きらんなくなっちゃったわ、ポイ」で終わり。

昨日の話題なんですけど、
ほんとにかなしいことですよね。
だいたい先生といってるヒトからして、
生まれながらに着物が近くにあったって人は
少ないと思います。
自分もそこで習った…すると、たとえ少しは
知っていても、それは親が教えたものくらいで、
学校のほうが正しい、になっちゃう。
最近は「悪評」を払拭するのに、
着物は販売しません、なんて言ってるけど、
ほかに儲け様は、いろいろあるんですわ。

ほかのブログでも「○本○装」の先生が、
「ウールは寝巻き」って、あれほんとおかしい。
私そこのコメントに「ウールが寝巻きなら
ポリはバジャマだ」って書きました。
使い勝手と価値観で自分で選べばいいんです。
着付け教室って、今の時代に必要なものだとは
思うんですけれど、どっか違う、ってこと
すごく多いんですよ。
それでも習いに行く人は「習うべきこと」が
わからないから、無料、とか
「道具がかりられる」とか、そういうことで
決めてしまうのね。
内容なんてみんな同じだもん。
歯がゆいばかりです。

投稿: とんぼ | 2008年5月24日 (土) 22時28分

とんぼさま
rainこんにちは!
 高木さんのブログでしたね~~~!!私も見ました。で、「ウールを誤解しないで!!」と、書き込もうとしたら、とんぼさんのコメントがあったので「そーだ・そーだ!!」と心の中で合いの手を入れてページに戻りました(笑)。
 「きものと女」のドラマは数あれど、「着物とは・・」って頭が固まった人とのトラブルは更に多い?!もったいないですthink

投稿: ゆん | 2008年5月25日 (日) 09時23分

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