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彼岸花って・・

ホントに不思議なお方・・

 だ~れもなんにも言わないのに、お彼岸になると、そこに咲いてる。時期じゃない時はその場には「な~んにもない」。地面を軽く掘ると「なりそこないのゆりの球根」みたいなのがいっぱいでてくる。

 「もうすぐお彼岸かあ・・。」と、座敷から外をみると、「・・あ。」。

 毎年毎年、その場所にすうっと首を伸ばして、まだ硬そうなつぼみを空に向けて立っている。

 うちの真裏(ッたって、おおらかな田舎のことだから、壁も結界もござんせん)には、小さな八幡さまのお社があって、私たちを見下ろしてくださってる。その土手に年に二度、狐のかんざしみたいな彼岸花が斜めに並んで咲くのです。

 黒い土。枯れかけて少し淋しげな草。燃えるような赤い赤い花。

 なんで・あんなに複雑で華奢な花の作りなんだろう。なんで・あんなに華やかな作りなのに淋しいんだろう。

 あの花をみていると、必ず浮かんでくるのが以下の光景。

 仏さんが半跏坐で、水面を眺めながら、手にした小さなはさみで真っ赤な蜜蝋をちまちまといじっておられます。

 時々、人の世を覗き込んでは、少し微笑まれたり、ため息をつかれたり。

 ・・しながらちょんちょんとはさみを入れてなにやら作っておられます。

 今日は、主人の祖母の月命日。朝からお経のライブが聴けて気持ちが良かった。ごぼさまの紗の法衣、袷になった部分をゆらゆらとながめているのが子供の頃の夏の記憶に重なる。

 母方の祖父母は夏に逝ったなあ。父方の祖父母は春と夏だったなあ。

(戸籍上の)祖父は、夏が大好きだったのに、真冬に逝ったなあ。

 お中日にはおはぎをいっぱい作ろう!子供たちはゴマかきなこしか食べないけれど、今年はあんこをいっぱい練って、黒い山にしよっかな。

 外の空気は虫の音でつまってきました。ご飯にしよっと。

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コメント

毒のために何かと縁起が悪いと
いわれてしまう花ですが、
ほんとにきれいな花ですね。
「葉見ず花見ず」というところから
「互いを思いあう花」なんて言い方も
あるそうですよ。
今年ももうそんな時期になったんですね。
暑い暑いといっていても、
自然はちゃんと動いてる…、
いつまでも「暑いから」と、
ショートパンツでいるのは…
いかんなー。

投稿: とんぼ | 2007年9月18日 (火) 23時41分

とんぼ様
 いつもコメントありがとうございます~!
 今日はお彼岸の入りなのに、狂ったような暑さです!畑をいじりに出たのですが、耐えかねて即引っ込んでしまいました。
 もう九月も終わりですが、「単らしい単」を楽しむことなく袷の暦をめくることになるのでしょうか・・・。なんだか*せんない心持ちです・・。

投稿: ゆん | 2007年9月20日 (木) 11時26分

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